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2020年8月14日更新

街なかで見られるオモシロ公共建築|BACK TO THE タイムス住宅新聞③-1

2020年7月、週刊タイムス住宅新聞は創刊35周年を迎える。そこで今まで発行してきた全1805号の中から、印象的だった記事や面白かった記事を紹介する。
今回はタイムス住宅新聞社の若手とベテラン社員が、思い出の記事や興味を持った記事を紹介する。

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機能やデザインの移り変わり感じる

1994年11月25日発行(第482号)




住宅新聞で紹介しているのは「家」だけじゃない。街なかで見かける特徴的な公共建築も写真で紹介していて、第482号(1994年11月25日発行)では警察署・交番をピックアップ。同年、県警は全国初となる「警察施設建築デザイン・色彩アドバイザー制度」を導入。建築やデザインなどの専門家の意見を取り入れて周囲の景観にマッチし、親しまれる施設を目指した。私の地元にある、具志川警察署(現・うるま警察署)では建物の色彩に専門家の意見を反映。海の波を思わせる爽やかな色合いで、建った当初は警察施設だと感じさせることがなかった。

1994年11月11日発行(第480号)


那覇市・糸満市・沖縄市にあるユニークなトイレを紹介。今でもそのまま使われている

第480号(94年11月11日発行)の「公園おもしろTOILET」では、鉛筆やさいころなど遊び心あふれる形のトイレが取り上げられている。それ以前の小さな公園は遊具があるだけでどこも代わり映えしないものばかりだったが、それぞれの個性を引き立てる一つの仕掛けとしてユニークなトイレが取り入れられたようだ。

最近の公園トイレには「休憩所」としての機能も求められているように感じる。2015年に完成した那覇市緑ケ丘公園のトイレ横にはイスとテーブルが設置され、観光客らが足を休める場になっている。若手建築士を育てる設計競技「ティーダフラッグス」では中城公園のトイレ休憩施設が19年度の課題にもなった。時代によって公共建築に求められるデザインや機能が変化している様子が写真で分かるのは、貴重な資料になると思う。


那覇市緑ケ丘公園エントランスにあるトイレにはベンチとテーブルが併設
 

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1806号・2020年8月14日紙面から掲載

 

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