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2020年6月12日更新
BACK TO THE タイムス住宅新聞①-1|創刊号から
2020年7月、週刊タイムス住宅新聞は創刊35周年を迎える。そこで今まで発行してきた全1797号の中から、印象的だった記事や面白かった記事を紹介する。
初回は創刊号と第500号をピックアップ。過去の記事から当時の世相を振り返る。
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1985年7月5日発行(創刊号)
「お住まい拝見」は創刊号からあるんです!
1985年7月5日発行(創刊号)を村吉則雄さん(70)=創刊時の記者が振り返る。
創刊時、会社は「㈱タイムスオフ輪印刷」という名前で、自社で輪転機を持っていました。
1984年には「ほーむぷらざ」の前身である「あっとほーむ」を月刊で発行していたのですが、もっと輪転機を稼働させよう! ということで翌年7月、「週刊タイムス住宅新聞」を発行することになりました。
住宅に特化したのは、不動産業のマーケットが大きかったからです。しかし、当時はバブル経済で不動産を「胡散臭い」と思っている人が少なからずいました。なので、創刊しばらくは著名人や企業の社長、行政関係者にも登場してもらって信頼性や権威を付けることを意識しました。
「お住まい拝見」初回は豪華な社長宅
「住宅新聞」というからには、家を紹介するコーナーは必須だろうということで「お住まい拝見」を始めました。
当時は今のようにホームページや完成見学会などは、ほとんどありませんでした。家を建てる際はハウスメーカーや知り合いの建築士にお願いするのが主流だったと思います。紙面で紹介すると、建築士からは「問い合わせの電話が来るようになったよ」と喜ばれました。
初回の家はよく覚えています。赤瓦屋根の立派な木造住宅でした。当時の「ホームセンターさくもと」代表のお宅で、わが社の社長の知り合いだったと思います。
毎回、物件探しは苦労しました。知り合いのツテをたどったり、建築士に「いい物件ありませんか?」と電話をかけまくった覚えがあります。今でも同様に苦労していると聞いていますが、35年間ずっと続いていることがスゴイですね!
創刊しばらくは8ページ×2部構成で発行
創刊時は「お住まい拝見」が表紙の紙面と、街並みが表紙の紙面=上写真、2部構成で発行していました。
理由は自社の輪転機が8ページずつしか印刷できなかったから。でも、8ページだと物足りないので、しばらくは8ページ×2部構成にしました。
創刊号の表紙は中央パークアベニュー。「フレッシュな街」として紹介されていることに時代を感じますね。
企業の社長室も紹介
創刊時に始めた連載「私の空間」は、紙面の権威付けのため、企業の社長室や自宅を紹介していました。
あちこち取材して感じたのは、社長室って意外とシンプル(笑)。初回に登場したのは、当時㈱サンエーの社長だった折田喜作さん(故人)でした。
「お住まい拝見」は創刊号からあるんです!
1985年7月5日発行(創刊号)を村吉則雄さん(70)=創刊時の記者が振り返る。
創刊時、会社は「㈱タイムスオフ輪印刷」という名前で、自社で輪転機を持っていました。
1984年には「ほーむぷらざ」の前身である「あっとほーむ」を月刊で発行していたのですが、もっと輪転機を稼働させよう! ということで翌年7月、「週刊タイムス住宅新聞」を発行することになりました。
住宅に特化したのは、不動産業のマーケットが大きかったからです。しかし、当時はバブル経済で不動産を「胡散臭い」と思っている人が少なからずいました。なので、創刊しばらくは著名人や企業の社長、行政関係者にも登場してもらって信頼性や権威を付けることを意識しました。
「お住まい拝見」初回は豪華な社長宅
「住宅新聞」というからには、家を紹介するコーナーは必須だろうということで「お住まい拝見」を始めました。
当時は今のようにホームページや完成見学会などは、ほとんどありませんでした。家を建てる際はハウスメーカーや知り合いの建築士にお願いするのが主流だったと思います。紙面で紹介すると、建築士からは「問い合わせの電話が来るようになったよ」と喜ばれました。
初回の家はよく覚えています。赤瓦屋根の立派な木造住宅でした。当時の「ホームセンターさくもと」代表のお宅で、わが社の社長の知り合いだったと思います。
毎回、物件探しは苦労しました。知り合いのツテをたどったり、建築士に「いい物件ありませんか?」と電話をかけまくった覚えがあります。今でも同様に苦労していると聞いていますが、35年間ずっと続いていることがスゴイですね!
創刊しばらくは8ページ×2部構成で発行
創刊時は「お住まい拝見」が表紙の紙面と、街並みが表紙の紙面=上写真、2部構成で発行していました。
理由は自社の輪転機が8ページずつしか印刷できなかったから。でも、8ページだと物足りないので、しばらくは8ページ×2部構成にしました。
創刊号の表紙は中央パークアベニュー。「フレッシュな街」として紹介されていることに時代を感じますね。
企業の社長室も紹介
創刊時に始めた連載「私の空間」は、紙面の権威付けのため、企業の社長室や自宅を紹介していました。
あちこち取材して感じたのは、社長室って意外とシンプル(笑)。初回に登場したのは、当時㈱サンエーの社長だった折田喜作さん(故人)でした。
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この記事のキュレーター
- スタッフ
- 東江菜穂
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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。