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2020年4月17日更新

まやちぐらと猫ちぐら|ねこと暮らそう[1]

文・写真 田場正親
たば・まさちか/猫や犬の殺処分数や、飼育できる物件の少なさに衝撃を受け、「足りないのは愛情よりシステム(部屋)」を合言葉に、猫専用アパート「まやちぐら」を夫婦でゼロから作っちゃった猫好きな人。犬も好き。


猫専用デザイナーズアパート「まやちぐら」の外観。猫と暮らすことに特化しつつ、人も住みやすい造りを目指した
 

居心地良い寝床“ちぐら”

初めまして。猫専用デザイナーズアパート「まやちぐら」を運営しております、田場正親です。
まやちぐらや猫そのものに関する情報を取り入れつつ、人と猫が幸せに暮らせるヒントになるようなコラムにしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
今回は、「まやちぐら」というアパート名についてのお話とともに、居心地の良い猫の寝床環境について触れてみます。


人×猫、沖縄×信越地方の造語
「なんで、まやちぐらという名前にしたんですか?」「どういう意味があるんですか?」と、取材を受けると必ずアパート名の由来を聞かれます。
まやちぐらとは、沖縄の方言で猫を表す【マヤー】と、新潟県や長野県で作られている郷土品【猫ちぐら】とを合わせた造語。妻がひらめいたもので、「猫だけじゃなく人にとっても猫ちぐらのような快適な場所」という意味だと説明がありました。人も猫も暮らしやすい住環境にしたいという思いを持っていた私は、即決で採用しました。


夏涼しく冬暖かい猫ちぐら
猫ちぐらというのは猫用の寝床。稲わらをかまくらのような形に編んで作られており、保温性と通気性があります。夏は涼しく冬は暖かい、猫にとって快適な寝床ということで猫好きの間では有名です。
すべて手作りで、一つ作るのに約1週間かかります。稲わらを100%使用する伝統工芸品のため、正規品だと2万円を超えます。価格はお高めですが、それでも商品が届くまで数年待ちという人気っぷりです。わらの代わりに、紙ひもなどを使って自作する方もいますが、かなりの時間を要するみたいですね。なかなか猫ちぐらは手が出せないので、わが家ではよく似た形のドーム型ベッドを使っています。冬用で、ドームの中に入ると暖かいので気に入ってもらえると思い購入しましたが、猫たちはドームの上に乗ってしまい、結局マットのように使っています。こういうところがまた猫と暮らす面白いところですね。居心地の良い場所を見つける天才と言われている猫。猫が住みやすい環境を作ることは、人にとっても居心地よく、住みやすい環境を作ることにつながるのかもしれませんね。


稲わらを編んで作られた猫用の寝床「猫ちぐら」(写真提供:新潟県関川村猫ちぐらの会)


田場家の猫「のす」(右)と「ビビ」。ドーム型ベッドの中に入るより、上に乗る方がお気に入り


文・写真 田場正親
たば・まさちか/猫や犬の殺処分数や、飼育できる物件の少なさに衝撃を受け、「足りないのは愛情よりシステム(部屋)」を合言葉に、猫専用アパート「まやちぐら」を夫婦でゼロから作っちゃった猫好きな人。犬も好き。

=毎月第3週に掲載

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1789号・2020年4月17日紙面から掲載

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