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2020年1月24日更新

合格者占有率トップ 1・2級とも過半数|総合資格学院 沖縄校

令和元年度建築士試験の合格者が昨年末に発表され、総合資格学院沖縄校(那覇市久茂地)が県内の1級建築士設計製図試験合格者の63%を達成。2級建築士についても過半数を占めた。開校以来、県内トップの合格率を維持し、合格を後押しし続けるポイントを聞いた。


祝賀会の参加者全員で

喜びいっぱいの祝賀会 建築関係者やOB、家族も祝福!
1月13日、沖縄ハーバービューホテルで開催された合格祝賀会では建築団体関係者や講師も駆け付け、合格者と喜びを分かち合った。建築関係団体の代表者は、「資格を生かし、社会に貢献することが支えてくれた方々への恩返しになる」と祝福。講話を行った東設計工房の山城東雄氏は、「高い志と強い精神力、みなぎる情熱、夢をもって歩んでほしい」と激励した。


祝杯を挙げる合格者


合格者を激励し講話した山城氏


県内トップの合格率を前に喜びの江崎校長(左)と1級製図講師の金城さん

令和元年度 1級建築士・2級建築士 設計製図試験
分析力と本気度が強み
講師陣が驚くほど難易度が高かったという今回の1級建築士設計製図試験。同校1級製図講師の金城慧さん、大嶺亮さんは「ホテルなどの単独用途施設から、美術館の分館という付属施設に出題が変わり、より実践に近づいた。問題文も言い回しが難解になっている」「より建築的な思考・計画力が必要。延焼ラインや防火区画の表現など、法規的にも齟齬のないプランが求められている」と分析した。

1級のみならず2級建築士設計製図試験合格者についても過半数を占めるなど、同校が県内トップの占有率を誇る要因について江崎功校長は「分析力と講師の熱意」ときっぱり。「全国展開する当校の情報収集力を生かし、最新の出題傾向を盛り込んで毎年改訂するオリジナルの教材を使用。全国一律の指導レベルを保つため、定期的に研修会も実施している」と力を込める。

分かるまで徹底サポート
指導の際は「理解度と状況に応じたサポート」を最優先。「一人一人と面談し、講義内容も個別にアレンジ。分かるまで徹底してサポートする。仕事をしながら学ぶ受講生も多いためスケジューリングにも気を配る」と江崎校長。

受験資格が変わり、受験生が増えることが予想される次年度は、同校の特長である対面型指導の「ライブ講義」に加え、習熟度が確認できる「アウトプット講義」を強化。講師陣はもとより、「チューター」と呼ばれるOBらも一緒になって、より細やかにサポートする。

江崎校長は「今回初めて2級、1級ともに本校で学んだ合格者が出た。沖縄に根差してきたことを実感している。これも受講生、講師、スタッフが一丸となって挑戦し続けたからこそ。今後も総合資格学院から多くの資格者を輩出したい」と新年度への意欲を語った。

【一級建築士合格】 

新崎陣左さん(39)一度は建築を離れたが、同じようにここで学び直し1級合格を勝ち取った先輩の声に奮起した。ここで学んだのは自分と向き合う大切さ。逃げずに向き合えたのは、メンタルを含め支えてくれた講師・スタッフのおかげ。弱点を克服し、強みの維持・向上につなげられた。今後は一級建築士だからこそ手掛けられる建築に挑戦したい。

【一級建築士合格】

宮城美沙紀さん(24)この学校で2級建築士に合格後、実務経験を積み、昨年から一級建築士に挑戦。想像以上に過酷だったが、学科でも製図でも、先生方に言われたことを素直に聞くことを徹底した。長期戦のこの試験で合格を勝ち取るには、最後まで自分を信じること。今度は私がチューターとして後輩をサポートし、努力すれば成長できることを伝えたい。



1級・2級建築士の対策講座は前年8月からスタート。学科のライブ講義は始まっており、7月の学科本試験まで模試や直前対策などを実施。製図講座は学科本試験直後から、2級は9月、1級は10月の本試験直前まで実施される。

学科対策では本試験レベルの学習を始める前に、早期講座受講後、学科対策講座に臨む。合格サイクル+継続学習を行い、予習、ライブ講義、講義中のプレテスト、演習テストなどを通して完全理解につなげる。

製図対策では全体講義=上写真=で作図手順・図面表現はもとより課題の読み取りやプランの提案力を講義および巡回指導。完成したプランに対して少人数グループで討議・意見交換し、解答例に固執しないよう講師が個別添削。

無料カウンセリング・個別指導も充実。
 

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