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2017年11月24日更新

内装屋が語る 床材選びは「適材適所」|リフォームの現場から

今回は、内装業に携わる増田内装の代表・増田健二郎さんがリフォーム時の資材選びの注意点を伝授します。要望が多いのは和室から洋室への変更。床材をフローリングに変える際には、「木材にするか、人工樹脂系にするか、用途や使用する場所によって選びましょう」とアドバイスします。

内装屋が語る 床材選びは「適材適所」

木や人工樹脂 特徴知ろう
 

「ちぐはぐ感」に注意

内装大工の関わるリフォーム工事で注文の多いのが、和室から洋室への変更です。
段差の解消をご希望されることも多いのですが、マンションなどの場合、下地の状況(床下の高さ)によっては解消できないこともあります。
また、10年以上前の資材や床材になると、廃版になっていることも多々あります。そのため、隣室と同じ仕上げ材が現存するかも確認の必要があります。廃版になっている資材がある場合、部分的なリフォームを行うと、隣室との色味や質感の違いが出てしまい、ちぐはぐな感じになります。
見積もりの際には、既存の資材が現存するかどうかも含めて確認しましょう。
 

水回りは人工樹脂系を

床材は多種多様です。大きく分けると木材を利用したものと人工樹脂を利用した塩ビタイルやシートが挙げられます。
木材を利用したものの中でも、無垢材のみで構成する「無垢フローリング」と、合板などにスライスした天然木を張り付けた「複合フローリング」があります。
それぞれにメリットデメリットがありますので、左の表を参考になさってください。
沖縄は湿度が高く高温になるため、無垢材であれば木を選ぶ際には十分に注意しましょう。栗やチーク、ナラといった堅くて反りや収縮の少ない資材を選んだり、子ども部屋やキッチン回りなど傷や汚れが付きやすい場所には人工樹脂系を使ったりと、用途や場所によって適材を使用するのがおすすめです。



床材の種類と特徴

【無垢(単層)フローリング】

・メリット
塗装のされていない無垢材の場合、足の裏で感じる質感、木の香りの良さが挙げられる。傷ができてもその部分を研磨して補修することができ、きれいな床を保つことができる。年を経て味わいがでるのも、無垢材の大きな特徴。

・デメリット
吸湿性があるため、収縮によって床材間に隙間ができたり、膨張のために反り返ることがある。水や傷に弱いので、ワックスなどで手入れが必要。
 

【複合フローリング】

・メリット
合板などに薄くスライスしシート状にした天然木を張り付けるタイプで、表面上は無垢材に見えるが、2~3mm程度のシートが張られている。無垢材のような収縮や反りが小さく、表面のシートも人工的な特殊シートが使われているものもあり、傷や水に強い。

・デメリット
質感が固く冷たい印象がある。木の香りなども感じられない。
 

【人工樹脂系】

・メリット
塩ビタイルやクッションフロアなど3~4mm程度の人工樹脂を利用した資材。木目調、石目調などデザインの種類、サイズも豊富。傷や汚れに強く、安価なのが特徴。

・デメリット
木のようなぬくもりがない。下地の影響を受けやすく、コンクリート下地の場合、固く冷たい感じがする。波打った床などに張るとボコボコになる。




増田健二郎(ますだ・けんじろう)
県内リフォーム会社に5年勤務したのち、独立。内装大工業を行う増田内装の代表。創業6年目。「お客さまの満足を第一に」をモットーに工事にあたる。

増田内装
090ー7985ー7855
 


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1664号・2017年11月24日紙面から掲載

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