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2016年7月8日更新

空家、空室を民泊で活用したい。沖縄生まれの新しい民泊マッチング・サービス「コンビニアム」ってどんな仕組み? |気になるコト調べます!⑥

空き家や空き部屋を活用したいと、民泊事業に興味を持っている人は多いだろう。沖縄県空室対策事業協同組合(那覇市、佐平八十男代表理事)は6月、新しい民泊マッチング・サービス「コンビニアム」を始めた。同サービスは、コンビニエンスストアなどにチェックインポイントを設け、電子的にカギの受け渡しをするのが特徴。開発に携わった(有)日建開発の柿本洋さんは、「貸す側、借りる側、双方にとって安心・安全に利用できる仕組みです」と説明する。

貸し手、借り手共に安心・安全


 登録は旅館業法適用物件のみ 
「Conveniam(コンビニアム)」は、Convenience(便利な)とCondminium(コンドミニアム)を掛け合わせた造語。沖縄への観光客増加による宿泊施設の不足、空き家や空き部屋の問題などに着目し、県空室対策事業協同組合が独自に開発した新しい民泊マッチング・サービスだ。
近年、空き家や空き部屋を活用した民泊事業が増えているが、①旅館業法の適用を得ない物件での営業や近隣住民とのトラブル、②鍵の紛失や複製の不安など課題も多い。同サービスでは、これらの課題解消を図り、2018年に制定予定の新民泊法も見据えて、貸し手にも借り手にも安心で安全な宿泊サービスの実現を目指す。
まず①について。同組合では、宿泊客を募る専用サイト(上写真)をことし6月に立ち上げた。登録物件は旅館業法の適用が必須条件で、組合に加入することで物件の登録ができる。
同組合ではコンビニアムを活用した空室対策事業を軸に、組合員に向けて物件の用途変更の申請やリフォームの相談、運営コンサルタントなども行う。柿本さんは「民泊に必要な資材や備品なども共同購入することで、ランニングコストを軽減できる。空き物件の収益性を高めながら、有効活用することが可能です」と説明する。

 宿泊者のスマホが部屋の鍵に 
②では、無線セキュリティー技術を活用した電子キーを採用。宿泊者は、予約物件に応じて指定されたコンビニエンスストアなどで、専用QRコードをスマートフォンなどで読み込みチェックイン。すると携帯端末に物件の電子キーが送られてくる仕組みだ。「鍵の使用権限は宿泊期間のみ。紛失や複製などの心配もいりません」。
物件近くのコンビニなどがチェックイン場所になるため、宿泊者は必要な日用品もその場で購入できる。「将来的には、地域の商店や食堂などへのQRコード掲示も検討していて、宿泊者が地元の人と顔を合わせ、交流する機会になるのも利点。コンビニには防犯カメラがあるので、運営側としては万が一のトラブルに備えることもできます」。この仕組みは、ビジネスモデルとして特許出願中だ。
同組合では、組合員と登録物件を募集している。「沖縄はファミリーなど複数人で宿泊できる施設が少ない。戸建てを中心に登録物件を増やしていきたい。物件数が増えることで観光客の増加、雇用や新規事業の展開も見込めます」と柿本さん。
問い合わせは専用サイト、または日建開発( 098-866-4910 )。


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞 第1592号・2016年7月8日紙面から掲載

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比嘉千賀子

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住まいと暮らしの情報紙「タイムス住宅新聞」元担当記者。猫好き、ロック好きな1児の母。「住まいから笑顔とHAPPYを広げたい!」主婦&母親としての視点を大切にしながら、沖縄での快適な住まいづくり、楽しい暮らしをサポートする情報を取材・発信しています。

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