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2020年12月31日更新

[withコロナ時代の家づくり]編集部が考える今後の家づくり

withコロナ時代の家づくりについて編集部で話し合った。キーワードとして挙がったのが「風通しの良い家」「外を感じる」「リモートに便利」「衛生的な動線」など。キーワードに当てはまる家を過去3年間で本紙に登場した住まいからピックアップし、実例をもとに今後の住まいを考える。

コロナ禍で再注目「外」を感じる造り

(東江)コロナの影響で住居の換気・通風が取り沙汰されるようになったけど、もともと沖縄では風通しの良い家が当たり前。 あと、暑さをしのぐ場として昔から設けられてきた「アマハジ」のような外と内の中間領域も、自粛中のリフレッシュの場として注目されていると聞く。沖縄建築賞の古谷誠章審査委員長も、「沖縄の家の周辺環境とのつながり方には、新しい生活様式のヒントがある」と話していて、なるほどと思った。

(川本)これからの家づくりでは、さらに通風・換気が重視されるんじゃないかな。それを設備でやるのか、家そのものの造りで対応するのかという違いはあるけれど、「夏場も快適に過ごす」と「感染リスクの低減」の両立に欠かせない要素だと思う。

(徳)庭のニーズも高まっているけれど、地価が上がる中で庭を設けるのは難しかったりする。 今まで本紙に登場した物件を振り返ってみると、狭い敷地でも車庫の上をテラスにしたり、屋上緑化を楽しんだりと、狭い敷地や都心など外に開けない環境でも上手に「外」を設けている。そういう家は、オウチ時間も伸び伸び過ごしていた。





(出嶋)コロナ禍で、ベランダや屋上を有効活用する人が増えた印象がある。 あるお施主さんは、芝生で緑化していた屋上を菜園に作り替えたそう。家族で収穫を楽しみ、自粛期間中は気分転換の場所にもなったと話していた。

(徳)あと、本紙に登場した家でベランダの手すりをバーカウンターのように造ったお宅があり、そこでパソコン作業をすることもあると話していた。ベランダが仕事場にもなるなんて最高! ウィズコロナ時代に合った考え方だと思うな。

(出嶋)感染対策という点では、玄関の外に手洗い場があるといいよね。

(川本)そうそう。外から水回りに直行できる勝手口があれば、すぐ手洗いできるからいいのかな。客と家族の動線をしっかり分けた家も、感染対策に一役買うと思う。
 

仕事や学びも家で一人ゾーンを確保

(東江)家が職場や学校の役割も担うようになったよね。友人は、家でリモートワークをするうち、「今まで気にならなかった外の雑音が耳に付くようになった。集中できないから引っ越した」と言ってた。

(徳)ウチは家族3人ともテレワーク&オンライン授業になって、一人になれる場所を確保するのが大変だった。 今までは「家族の顔が見えるオープンな造り」が主流だったけど、それに加えて「人の目を感じずにすむ空間」も必要になってくるかも。

(出嶋)必ずしも個室じゃなくていい。必要に応じてサッとロールスクリーンで仕切れたり、角地に机を置いて書斎にしたり。一人になれる空間があると便利だと思う。

(東江)外に出掛けにくくなって、「遊べる家」というのもキーワードになっているんじゃないかな。ホームシアターやプールがあるお宅が登場した時は、うらやましかった!

(川本)こだわりの設備を導入するだけじゃなくて、クローゼットにうんていを造ったり、ロフトに登る縄ばしごを設けた家も楽しそうだった。ちょっとした遊び心で、楽しくできる。

(出嶋)家に求めるものが増えても、予算や敷地は限られている。より柔軟な空間や工夫が大事になってくる。

編集部メンバー
徳正美(編集部歴26年)
東江菜穂(編集部歴13年)
出嶋佳祐(編集部歴7年)※本記事ではイラストも担当
川本莉菜子(編集部歴3年)

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1826号 第1集・2021年1月1日紙面から掲載

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