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2025年1月4日更新

[琉球風水でコーディネート]2025年は二黒土星 人生の土台を豊かに潤す|伝統文化土台に堅実な発展運呼ぶ

2025年は二黒土星の年。五行では「土」の氣をつかさどり、八方位の定位置は南西。「母なる大地」を象徴し、命を生み出す豊かな土を表します。1年では夏から秋へと切り替わる季節。1日では、太陽がゆっくりと下降を始め、氣が落ち着く時間です。土の氣は、家庭の調和、結婚がまとまる、子宝に恵まれる、地に足のついた堅実な発展の運気を象徴します。二黒土星がつかさどる午後、良い運気が得られるティータイムを楽しんでみませんか? (文・写真/東道里璃)

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とうどう・りり
琉球風水師・ロンジェ琉球風水アカデミー学長。
「琉球風水の家づくり講座@KI-HOUSE」「琉球風水テーブルコーディネート講座」運営。
新築風水設計、沖縄国際大学非常勤講師、著書『風水空間デザインの教科書』 longe.jp
 

伝統文化土台に堅実な発展運呼ぶ

土の本質は、「滋養を与えること」です。感情面では、世話する、援助する、思いやり、献身などの心のあり方を表しています。ポジティブな土の氣が豊かであれば、思いやりにあふれた優しさや、保護して守る温かい人柄が表にでてきます。

一方、ネガティブな土の氣が過剰になると、家族や知人に対して過干渉になったり、自分を犠牲にして他者へ尽くすようになります。ポジティブな土の氣が不足すると、自分を抑えて他者に救いの手を差し伸べる余裕がなくなります。陰陽五行の調和は、氣の「量」と「質」を見ます。量は多過ぎず少な過ぎずバランスが取れ、質は高いことを重視します。2025年は土の氣を持つ質の高いアイテムを上手に活用しましょう。

 伝統感じる上質な土の氣を 

「土」が象徴する形は四角形。土や漆喰(しっくい)などの素材でできたもの、郷土色を感じる伝統的なものは土の氣を持ち、安定や落ち着きをもたらす相性の良いアイテムです。

上のコーディネート例では、生命を生み出す肥沃(ひよく)な大地をブラウンのテーブルクロスで表現。陰の気が強くなり過ぎないよう同系色の明るいベージュを重ね陽の氣を補いました。プレイスプレートは、結婚をつかさどる神、月下老人の住まいである月を表現。漆器の小皿は四角形で土を表し、安定してまとまる氣を高めます。職人が丹精を込めて作ったやちむんの湯飲みでお茶を飲めば、心に落ち着きをもたらします。

センターピースはティータイムの会話が楽しくなるよう、幸運をもたらす吉祥モチーフで華やかな陽の氣をプラス。上段に置いた宮廷菓子の「千寿糕(せんじゅこう)」は蓮の花を、下段の「花ぼうる」は藤の花をイメージしています。一番上には葡萄とリスの置物をディスプレーしました。

陰陽五行の調和を取り、伝統文化を大切にした丁寧な暮らしで、あなたの夢や家族への想いを表現してみませんか?


多幸子孫繁栄 葡萄とリスで
首里城正殿二階の王座の下にも描かれている葡萄(ブドウ)とリス。たくさん実をつける葡萄、たくさん子どもを生むリスは、多幸と子孫繁栄を象徴。琉球漆器にも多く描かれた吉祥模様。


良いの氣で感情調和
風水の五行では、火は燃え尽きると灰となり土を生み出すと考えます。赤と紫の花は火を象徴し土の氣を活性化。火の氣は心(ハート)をつかさどります。良い火の氣は感情の調和をもたらし、土の氣が持つ他者への思いやりの心を育みます。花器の柄は、琉球の伝統衣装の紅型にも描かれた「麻の葉模様」。仏像の衣装などに描かれてきた柄。魔除けや家族の幸福や繁栄を願う意味があります。

協力/宮廷菓子(新垣菓子店)、湯飲み(玉城焼 稲福哲雄作)
 

「週刊タイムス住宅新聞」2025年新春号
第2035号・2025年01月04日紙面から掲載

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