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2024年11月8日更新
第9回こども絵画コンクール|表彰式
「あったらいいな、こんな家」をテーマに県内の小学生から絵を募り、優れた作品を表彰する「第9回こども絵画コンクール」(主催・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)の表彰式が3日、那覇市のタイムスビルで開かれた。336点の中から入賞者11人を表彰。21社から集まった協賛金の一部を子ども支援団体に寄付した。
表彰式で喜び分かち合い
「あったらいいな、こんな家」をテーマに県内の小学生から絵を募り、優れた作品を表彰する「第9回こども絵画コンクール」(主催・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)の表彰式が3日、那覇市のタイムスビルで開かれた。336点の中から入賞者11人を表彰。21社から集まった協賛金の一部を子ども支援団体に寄付した。
最優秀賞を受賞した山城俊太さん(前列中央)ら入賞者10人と審査員、主催者代表=3日、タイムスビル
21社から協賛金 2団体に寄付
表彰式には入賞者11人のうち10人が参加。金城明美審査員長は「ことしはインテリアの細かな部分や家の周りの動植物、海、空、森にまで視野を広げ、アイデアを膨らませていた絵が多かった。それが安心感につながるのだと表現してくれた」と総評した。
最優秀賞に輝いたのは、夜にしか咲かないサガリバナをモチーフにした「サガリバナハウス」を描いた山城俊太さん(石嶺小5年)。「2年生のころから出し続けてきたので、最優秀賞が取れてうれしい。デザインを考えたり細かい部分の色塗りは大変だったけど、頑張って良かった」と喜びを語った。
パイナップルの扉を2色使いで描くなど工夫したという「フルーツ大すき! アップルハウス!」で優秀賞を受賞した勢理客李奈さん(島袋小1年)は、「絵を描くのは好き。賞をもらえてうれしい」とはにかんだ。
細部まで緻密に描かれた生き物たちに見守られるように立つ「やんばるに包まれたぼくの家―Feel the nature―」で優秀賞を受賞した屋嘉比康虎さん(瀬底小6年)は、「最優秀賞を逃したのは悔しかった。生き物が好きで、図鑑を見ながら描き込んだ」と話した。
展示会にはたくさんの家族連れが訪れ、子どもたちの絵を見て感心していた
「あったらいいな、こんな家」をテーマに県内の小学生から絵を募り、優れた作品を表彰する「第9回こども絵画コンクール」(主催・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)の表彰式が3日、那覇市のタイムスビルで開かれた。336点の中から入賞者11人を表彰。21社から集まった協賛金の一部を子ども支援団体に寄付した。
最優秀賞を受賞した山城俊太さん(前列中央)ら入賞者10人と審査員、主催者代表=3日、タイムスビル
21社から協賛金 2団体に寄付
表彰式には入賞者11人のうち10人が参加。金城明美審査員長は「ことしはインテリアの細かな部分や家の周りの動植物、海、空、森にまで視野を広げ、アイデアを膨らませていた絵が多かった。それが安心感につながるのだと表現してくれた」と総評した。
最優秀賞に輝いたのは、夜にしか咲かないサガリバナをモチーフにした「サガリバナハウス」を描いた山城俊太さん(石嶺小5年)。「2年生のころから出し続けてきたので、最優秀賞が取れてうれしい。デザインを考えたり細かい部分の色塗りは大変だったけど、頑張って良かった」と喜びを語った。
パイナップルの扉を2色使いで描くなど工夫したという「フルーツ大すき! アップルハウス!」で優秀賞を受賞した勢理客李奈さん(島袋小1年)は、「絵を描くのは好き。賞をもらえてうれしい」とはにかんだ。
細部まで緻密に描かれた生き物たちに見守られるように立つ「やんばるに包まれたぼくの家―Feel the nature―」で優秀賞を受賞した屋嘉比康虎さん(瀬底小6年)は、「最優秀賞を逃したのは悔しかった。生き物が好きで、図鑑を見ながら描き込んだ」と話した。
展示会にはたくさんの家族連れが訪れ、子どもたちの絵を見て感心していた
協賛金の一部を寄付
子ども支援に取り組む2団体へ
子ども支援に取り組む2団体へ
沖縄こどもホスピスのようなものプロジェクト(うるま市)
全国で三つ目となる「コミュニティー型こどもホスピス」の2028年開設を目指して活動中。タイムス住宅新聞社の仲宗根理樹常務取締役(左)から寄付金を受け取った同プロジェクトの宮本二郎代表理事(中央)と大城五月副代表理事。
仲松ホーム(糸満市)
家庭環境を失った子どもたちを養育者の家庭に受け入れ、家族として育てる小規模住居型児童養育事業所の県内第1号として16年前から活動。現在5〜15歳の5人の子を受け入れている。インテリア産業協会沖縄支部の江橋正さん(右)から寄付金を受け取った同ホームスタッフの仲松陽子さん。
子ども支援団体に贈呈
今回21社から集まった協賛金の一部を、こども支援を行う2団体に10万円ずつ寄付する贈呈式も行った。
「NPO法人 沖縄こどもホスピスのようなものプロジェクト」は、病気や障がいのある子どもとその家族を支援し、子どもたちがイキイキと遊んだり交流したりできる場所を目指してうるま市で活動する。代表理事の宮本二郞さんは「難病の子どもたちは遊びや学びといった『体験』が妨げられやすい。このお金は、そうした機会や場を提供する費用に充てたい」と話した。
糸満市で16年前から小規模住居型児童養育事業所を運営する「仲松ホーム」の職員、仲松陽子さんは「さまざまな事情で家庭環境を失った子どもたちを招き入れ、共に生活している。いただいた寄付金は、子どもたちと相談しながら遊びや学びに役立てたい」と感謝した。
10月31日~11月3日には同ビル1階のエントランスホールで入賞・入選作品170点の展示会も行われ、家族連れでにぎわった。
第9回こども絵画コンクール 入賞者一覧
◆最優秀賞
山城俊太さん(石嶺小5年)「サガリバナハウス」
◆優秀賞
屋嘉比康虎さん(瀬底小6年)「やんばるに包まれたぼくの家ーFeel the nature-」
山城彩羽さん(石嶺小2年)「マンゴーハウス」
勢理客李奈さん(島袋小1年)「フルーツ大すき!アップルハウス!」
栁堀由樹さん(今帰仁小4年)「愉快な沈没船の家」
◆タイムス住宅新聞社賞
大川隆之介さん(普天間第二小6年)「最高海の家」
◆インテリア産業協会賞
中村桔梗さん(松島小5年)「マグカップの家」
◆審査員特別賞
我那覇涼さん(安謝小2年)「ガムボールマシンの家」
平良紗弥さん(仲井真小5年)「ロボット魚ハウス」
新垣梨月さん(天願小3年)「きょうりゅうの家」
廣澤壱汰さん(壺屋小5年)「ハイサイ!シーサーハウス」
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2027号・2024年11月08日紙面から掲載
第2027号・2024年11月08日紙面から掲載