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2023年11月3日更新

[第26回沖縄ウッディフェア]植え、伐り、利用 豊かに循環|11月10日(金)~12日(日)@おきなわ工芸の杜(豊見城市)

沖縄県内の木工作家が一堂に会する「ウッディフェア」が11月10日~12日に豊見城市のおきなわ工芸の杜で開かれる。約50工房が家具や食器、玩具などを展示販売する。今回は、県内で伐採された街路樹を活用した製品も初披露。さらにテーブルコーディネートコーナーも新設する。

テーマ/会いに木て ~しまが育む木のある暮らし~

六つの工房[島変木(とうへんぼく)、GRAIN(グレイン)、木工房秀暖(しゅうだん)、うりぼう、洋屋(ひろしや)、オサム工房]が、伐採された街路樹でつくった製品も展示・販売する。クロヨナ、オオバアカテツ、ベニノウゼン、ガジュマルなどを活用。黄や赤など多彩な色が魅力
六つの工房[島変木(とうへんぼく)、GRAIN(グレイン)、木工房秀暖(しゅうだん)、うりぼう、洋屋(ひろしや)、オサム工房]が、伐採された街路樹でつくった製品も展示・販売する。クロヨナ、オオバアカテツ、ベニノウゼン、ガジュマルなどを活用。黄や赤など多彩な色が魅力

今回のウッディフェアで初お披露目されるのが伐採された街路樹を活用した製品だ。剪定されたクロヨナ、オオバアカテツ、ベニノウゼン、ガジュマルなどが彩り豊かな製品に生まれ変わった。

「30年以上、木工をしてきたけど、初めて扱う木ばかり。色っぽい風合いなどに大きな可能性を感じた」。同フェアの事務局長で木工作家の屋宜政廣さんは話す。

今まで、伐採木の多くが焼却処分されてきた。それを、中城グリーンリサイクルセンターの髙嶺久さんが「ごみの減量・再資源化につなげたい」と製材して県内の木工作家へ提供。県工芸振興センターの大城直也さんが伐採木材の乾燥や加工の技術指導をし、6工房が作品を手掛けた。

そのうちの一人、瓜田一さんは「適度な硬さで加工しやすかった。色も美しいし、廃棄処分するのはもったいない」と力を込める。

同フェアをアピールする事務局の皆さん
同フェアをアピールする事務局の皆さん


テーブルコーデも展示

テーブルコーディネートのコーナーも新設。「木のテーブルセットに、やちむんや琉球ガラスなどをコーディネートして展示する。普段使いの参考にしてほしい」と屋宜さん。

また、展示販売ブースには約50工房が登場。木工だけでなく陶器や織物などの工芸作品のブースもある。

人気の苗木の無料配布も例年通り行われるほか、マイ箸などをつくる木工体験コーナーなどもあり、家族で木を楽しめる。
 
日常使いの参考になるテーブルコーディネートコーナーも新設する(協力/プレステージホーム沖縄(株))
 
 
 
 

イベントスケジュール

◆木製品・他工芸品の展示即売 連日午前10時~午後6時 ※最終日は午後5時まで
約50工房が、手作り木工芸品・県産木製品などの展示即売を行う。今回は、伐採された街路樹を製品に活用した「街路樹SDGsコーナー」を新設するほか、木工や陶器、琉球ガラスなどを使ったテーブルコーディネートコーナーも設置する。

◆県産木材普及コーナー 連日午前10時~午後6時
木のたまごプール、積み木や各種木工体験で楽しもう!

◆木工体験コーナー 11日(土)・12日(日)午後1時~4時
マイスプーンやマイ箸づくりにチャレンジ!

◆苗木の無料配布 連日午後2時~(先着順)
沖縄県緑化推進委員会提供の苗木を来場者に無料で配布

◆チャリティーオークション 11日(土)午前11時~
出展者が作品を提供し、来場者によるオークションを行う。収益の一部は首里城未来基金に寄付する


会場/おきなわ工芸の杜(豊見城市豊見城1114-1・旧豊見城城址公園内)

問い合わせ先/電話=098・877・8588
(沖縄マーケットプランニング内沖縄ウッディフェア事務局)


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1974号・2023年11月3日紙面から掲載

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