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2022年12月30日更新
【沖縄】琉球風水でテーブルコーディネート
文・写真/東道里璃(琉球風水師)
琉球風水でテーブルコーディネート 2023年は四緑木星中宮年 才能開花し大きく成長
才能の開花イメージし「開く」雰囲気を
2023年は、四緑木星(しろくもくせい)の年。四緑木星の氣と調和することで、良い運気を得ることができます。四緑木星は、五行では「木」、自然界では「風」を表します。木の芽が成長して、立派な大木になるという意味を持ち、才能運、仕事運、財運をつかさどります。手軽に取り入れられるテーブルコーディネートで、そうした良い運気を呼び込んでみませんか?
四緑木星が象徴するエッセンスから、テーブルのテーマを「才能を開花させ、自分が本当にやりたい仕事をして、財を築く年」に設定しました。シーズンはお正月。四緑木星と相性の良いフォレストグリーンをメインに、幅の広いワイドランナーでお正月の清浄さを表現しました。イメージはオリエンタルリゾートスタイル。東洋の自然観を表すナチュラルさと西洋のラグジュアリーで洗練された世界観を融合させています。
才能の開花には「開く」イメージを。今回は、テーブル装花を二つに分けて左右に開くように置きました。泥の中から美しい花を咲かせる蓮(ハス)、球根から美しく花開く水仙やヒヤシンスには、「隠れた才能が開花する」意味があります。才能を開花させたい方は、これらのお花にも注目してみましょう。
風水でおもてなしの心
テーブルコーディネートに風水を意識すると、陰陽五行思想の意味を込めることができます。暮らしの中に、自然と調和する精神文化を表現する楽しみが広がり、おもてなしスピリットあふれる空間づくりができます。想(おも)いの込められた空間で過ごすと、心が潤い、生活の質も上がります。
リーフで木の氣を活性化
四緑木星の氣を活性化できるよう、テーブル装花はたっぷりのルスカスの葉で「木」の氣を演出。グリーンリーフをテーブルの端を飛び出して垂らすように生け、「風」に揺れるイメージを出しました。中央のお膳、お椀(わん)、折敷に漆器を使い、ナプキンはちりめん素材を選ぶことで、西洋のテーブルコーディネートに東洋の文化をクロスオーバーさせています。
ゴールドで財運高める
財運を高める縁起のいい色はゴールド。ゴールドで丸形のプレイスプレートや、収入源が増えることを表すゴールドのお箸を選びました。五行で「木」と「金」は相性の悪い関係ですが、ガラスの箸置きや魚のモチーフなど「水」の氣を入れると調和します。赤は「火」を表し、漆や四角形は「土」の氣をもちます。四緑木星の「木」の氣をメインに、五行全体の調和を取っています。
建築家と連携し、新築の風水設計を行う。家事や子育てが楽になり、夢が実現できる風水の家づくりが学べるロンジェ®琉球風水アカデミー学長。首里城の風水思想を現代住宅に取り入れるために体系化。著書「風水空間デザインの教科書」
ホームページ:longe.jp
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1930号 第2集・2021年12月30日紙面から掲載