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2021年12月10日更新

【沖縄】2年までの成果で「ジュニアマイスターゴールド」![集まれ! スゴ技学生-16-]

Vol.16 当連載では、ものづくりの大会で入賞したり難関技能検定に合格などした学生を紹介する。
取得した資格の難易度や競技会の成績などを評価し、優良な学生を顕彰する「ジュニアマイスターゴールド」に認定された、美里工業高校電気科の徳村豪生さんと宮城暖人さん。「評価されたことが自信となり、自分の強みとして就職に生かせた」と笑顔を見せる。

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2年までの成果で「ジュニアマイスターゴールド」!
資格・検定の成績評価


 徳村豪生さん(左)、宮城暖人さん
(美里工業高校電気科3年)


徳村さんと宮城さんは1年生のころから積極的に資格や検定を取得。2年生までの実績で「ジュニアマイスターゴールド」に認定された。2人は「積極的に挑戦してたくさん資格を取って」と後輩にアドバイス

工業高校生が身につけた知識・技術・技能を積極的に評価しようと(社)全国工業高等学校長協会が認定している「ジュニアマイスター顕彰制度」。資格や検定の難易度、競技会の成績などが点数化され、その合計点が20点以上を「ブロンズ」、30点以上を「シルバー」、45点以上を「ゴールド」として認定、称号が与えられる。また、特に優れた成果が認められた場合は特別表彰もあり、近年は生徒の就職や進学など社会的な影響も大きくなってきているという。

本年度、美里工業高校電気科3年生の徳村さん、宮城さんが「ジュニアマイスターゴールド」の称号を授与された。

宮城さんは、第1種電気工事士、インターネットなどの回線工事、消防設備工事など10種類の資格・検定を取得。合計63点を得てゴールドに認定された。「特に難しかったのは第1種電気工事士。ビルや工場など大きな施設の電気工事に必要な国家資格で、就活で有利になるので絶対取りたかった」と話す。コロナ禍で休校になることもあったが、夏休みの講習などを活用して過去問題をなるべく多くこなし、2年生のときに合格した。

徳村さんは、第1種電気工事士、電話などの回線工事、危険物取扱者4級など8種類の資格・検定を取得。「危険物取扱者の試験は、2年生のとき、2回目の挑戦で合格できた。たくさん覚えることがあって難しい。休校で思うように勉強できない時期もあったけど、一度、失敗しているので、また悔しい思いをしないよう、放課後の対策授業などで勉強を頑張った」と充実した表情で語る。

「称号」強み 就活有利に

ゴールドに認定され、「評価を受けたことで自信になった。就職活動で自分の強みにすることができた」と笑顔を見せる2人。共に就職先も決まっており、言葉に説得力が増す。

卒業後、電気の保安業務の仕事に進む宮城さんは、「電気保安に必要な資格がもっとあるので、現場で経験を積み、さらに挑戦していきたい」と意気込む。

大型設備の電気工事を施工する県外企業に就職が決まっている徳村さんは、「現場で施工管理がやりたいので、電気工事施工管理技術1級検定合格を目指したい」と力強い。

さらなる飛躍を目指す2人。今後の活躍が楽しみだ。
 
◆金城智之先生からメッセージ
1年生のころから一生懸命に資格試験に取り組んで、大変よく頑張りました。高校生活でも大きく成長したと思います。それぞれ就職も内定し、仕事でも多くのことを学んでいくでしょう。今後の活躍も期待しています。



★難関技能検定に合格した学生や、ものづくりコンテストで入賞した学生を募集します。
 タイムス住宅新聞社(電話=098・862・1155)かメール(h.jyuutaku.jht@gmail.com)にご連絡ください。
 内容を精査した上、記者が取材に伺います。
 

取材/赤嶺初美(ライター)
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1875号・2021年12月10日紙面から掲載

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