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2021年9月24日更新

[沖縄]アートを持ち帰ろう(6)

文/本村ひろみ
「展覧会の絵や作品の前で、何を見たり考えたりするんですか?」と、後輩から質問を受けた。なるほど確かに、みんなどんなふうに作品を鑑賞しているのか気になる。

画家への愛情とユーモア込め

自分との対話のための1枚 書斎に飾って

「展覧会の絵や作品の前で、何を見たり考えたりするんですか?」と、後輩から質問を受けた。なるほど確かに、みんなどんなふうに作品を鑑賞しているのか気になる。

聞くに聞けないというその問いにアドバイスをするとしたら、例えば過去の著名なアーティストの展覧会ならその作家のプロフィルや時代背景などを知っていると作品を見る手助けになるだろうし、同時代の作家の個展や作品展ならもっと気軽に楽しむことをオススメする、だろう。でも鑑賞の醍醐味(だいごみ)は何といっても「自分との対話」。「なんでこの作品が気になるのだろう?」と自分に問いかけられる1枚に出合えたらしめたもの。興味の新しい道がそこに開ける。


画家へのオマージュ

画家・山城えりかの新聞小説の挿絵原画展で気になる鉛筆画があった。

絵の中にみんなが知っている作品が描かれている。少女の夢に浮かぶゴッホの「星月夜」、恍惚(こうこつ)とした表情を浮かべる少女にクリムトの「接吻(せっぷん)」、そして物憂げに目を閉じる少女の肩に猿。この絵はフリーダ・カーロのイメージ。山城の描くオマージュ作品には画家への愛情とユーモアがある。そんな作品は書斎に飾りたい。オマージュが主役か絵が主役か、禅問答のような問いで絵を眺める。自分との対話のために。

ところで原画展では「一番嫌いな作品です」と紹介してくれた絵もあった。なぜ嫌いな絵を描いたのか。画家・山城えりかには興味が尽きない。





“cloud girl no.102~クリムトのオマージュ~”


“cloud girl no.31~ゴッホのオマージュ~”


“cloud girl no.86~フリーダのオマージュ~”
作品サイズは全て11cm×13cm 


 
作家近況
http://erikayamashiro.com/
https://www.facebook.com/erikayamashiro.art


もとむら・ひろみ
那覇市出身。清泉女子大学卒業。沖縄県立芸術大学造形芸術研究科修了。ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2」でパーソナリティーを務める

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1864号・2021年9月24日紙面から掲載


 

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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