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2021年9月10日更新

【沖縄】暮らしにアウトドア⑥

沖縄ヤマハ(那覇市曙)の店内でアウトドアグッズコーナー「燈人」を担当する與那嶺康貴さんがアウトドアギアを紹介します。

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ガレージや雨端(アマハジ)で自粛下も息抜き

那覇市曙にあるバイク店・沖縄ヤマハの店内で「燈人」というアウトドアグッズコーナーを担当している與那嶺康貴です。度重なる緊急事態宣言で、アウトドアやキャンプを楽しみましょう!    とはいかない状況が続いてます。今回は、自粛続きでギスギスした心を和らげる提案です。

沖縄ヤマハスタッフのガレージ
沖縄ヤマハスタッフのガレージ。バイクからキャンプギア、楽器にプラモまで! まさに「大人の秘密基地」でした

「ガレージライフスタイル」

燈人で接客してると、お客さまから「なぜバイクショップでアウトドア用品を扱ってるの?」とよく聞かれます。

もちろん、ツーリングやキャンプなどバイクの楽しみ方を増やしてもらいたいというのもありますが、その先にある「生き方(ライフスタイル)」まで提案したいと思っています。バイクやキャンプギア(商品)を販売するというよりも、それを使っている時間が人生の潤いになる、そんな充実感を提供できるお店でありたいなぁと日々取り組んでいます。

お店を通して提案していることの一つに「ガレージライフスタイル」というものがあります。バイクやキャンプギア、工具などが並んだガレージで修理やDIYを楽しんだり、焚き火台やバーベキューコンロを使って本格炭火焼き調理を楽しんだり、燻製器で自家製おつまみを作るなど、家の中ではできないことを楽しむ空間としてガレージを使ってみようというものです。

室内(家)と屋外(外)を結ぶ空間は、きっとコロナ禍でも快適に、いやコロナ禍だからこそ絶対必要な空間になると信じています。

沖縄ヤマハスタッフのガレージ高機ヤマハスタッフのガレージ。以前は仲間とにぎやかに過ごしていたそうだが今は一人でバイクのメンテナンスをしながらコーヒーやメスティン飯などを楽しむ
 

タープで雨端

私はアウトドアのほかに、沖縄の古民家巡りも趣味なのですが、その時に居心地が良過ぎてトゥルバッて(ぼーっとして)しまう場所があります。

それが雨端。玄関のない古民家では外部と内部をつなぐ雨端がお客さまを迎え入れます。
チャーギの柱が、大きな瓦屋根を支えることで生まれる空間は、雨や日差しをしっかり遮りながら開放的で風が通り抜けます。

南風原町本部にある古民家「謝名家」
南風原町本部にある古民家「謝名家」でくつろぐ友人。大きな屋根が夏の日差しをしっかり遮ってくれるが、風は通り気持ちいい
撮影協力/謝名家、南風原町観光協会、仲座健太(FEC)


そういう先人の知恵が詰まった空間を今の住宅事情に取り入れるとすれば、お庭やテラスにタープ(日差しや雨よけの大きな布)を張ることでも作れます。

ベランダや車庫(カーポート)がその役目を果たすかもしれません。

キャンプやアウトドアなどの屋外活動もなかなか難しい分、工夫してオリジナルの雨端でちょっとコーヒーブレークをしたり、夕涼みをしてみてはいかがでしょうか。少しはストレス解消になるかもしれませんよ。
=次回から毎月第1週に掲載


よなみね・やすたか
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。店舗は那覇市曙1-8-10、電話098・867・3359
www.ysp-nahaakebono.com

毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1862号・2021年9月10日紙面から掲載

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