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2021年8月6日更新
【沖縄】暮らしにアウトドア⑤
沖縄ヤマハ(那覇市曙)の店内でアウトドアグッズコーナー「燈人」を担当する與那嶺康貴さんがアウトドアギアを紹介します。
夏キャンプを快適にするギア
那覇市曙にあるバイク店・沖縄ヤマハの店内で「燈人」というアウトドアグッズコーナーを担当している與那嶺康貴です。今回は、夏キャンプについて紹介します。沖縄の夏は過酷なだけに、嫌な思い出があったりしませんか? 嫌な思い出を最新ギアで書き換えます!夏のキャンプは「暑さ対策」が大事! 木陰がないところでは、日差しは遮るが風は通り抜ける「タープ」があると快適(撮影協力/平和創造の森公園)
子どもたちの夏休みも始まり、親子でアウトドアやキャンプを楽しんでコロナ禍のストレス発散したい! という方も多いかと思います。
しかし正直なところ、子どもの頃の夏のキャンプ(というより海岸でブルーシート敷いただけのビーチパーティー)での「暑い」「眠れない」「虫が多い」「トイレがない…」という嫌な思い出が頭をよぎる人が多いのも事実。
今回は夏のキャンプを快適にするギアを紹介したいと思います。
クーラーバッグや保冷材
まずはキャンプに欠かせないクーラーバッグ。最近は軽量で使い終わったらコンパクトに畳める上、保冷性が抜群なものが登場しています。中でも「A Oクーラーズ」は、食肉や水産業用の運搬クーラーバッグとして開発され、断熱保冷性能抜群の5層構造で夏の相棒として最適!ショルダー付きなのでクーラーボックスよりも持ち運びが楽です。
次に保冷剤。氷と違って溶けて水にならないし、繰り返し使えて便利です。
最近日本上陸した話題の保冷剤が「クーラーショック」。血液輸送のために開発された技術を応用したアメリカ製の保冷剤。従来の保冷剤と違い、熱伝導に優れたアルミと剛性のあるポリエチレンとナイロンの3層でできています。
マイナス7~8℃を長時間キープできるので暑い夏にも頼りになること間違いなしです!
また、せっかく冷えたドリンク類もクーラーバッグから取り出したらすぐぬるくなってしまっては意味がないですよね。布製のクージー(ドリンクカバー)や真空構造の缶ホルダーなどがあると、グンと夏キャンが快適になるはず!
高機能のクーラーバッグと保冷剤で冷たさを長期間キープ
保冷性を維持するコツは、地面から浮かせ、日陰に置くこと。頻繁に取り出すことの多いドリンク類と、鮮度を保ちたい食材用で二つに分けるのも手
扇風機も重宝 虫よけは必須
最後に、近年手軽に安価で購入できるようになった「ポータブル扇風機」。あるのとないとじゃ大違い! 木陰やタープの下、就寝時のテント内などに風があるだけで涼しく過ごせるはずです。大容量ポータブルバッテリーを用意しておけば、熱を発しないL E Dランタンや扇風機などの充電のほか、台風など自然災害時の停電でも重宝します。高機能ギアを上手に使えば夏キャンプも快適に過ごせます。自宅の庭やベランダで楽しむのもアリだと思います。水分補給もしっかり行いながら、親子で楽しい夏の思い出を作ってくださいね。
あ! 忘れてました! 夏キャンプの嫌な思い出に「虫」も挙がりますよね。虫よけスプレーや蚊取り線香も忘れずに! ランタン用オイルで虫よけハーブ入りもありますよ。
虫対策も夏キャンプには必須。蚊取り線香なども忘れずに
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。店舗は那覇市曙1-8-10、電話098・867・3359
www.ysp-nahaakebono.com
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1857号・2021年8月6日紙面から掲載