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2021年4月2日更新
[第5回こども絵画コンクール]県内19社からの協賛金を3団体へ寄付
こども絵画コンクール実行委員会は3月24日~26日、「第5回こども絵画コンクール」(主管・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)の協賛金などを3団体に寄付した。
コロナ禍も食事や居場所支援
昨年10月に行われた「第5回こども絵画コンクール」。新型コロナウイルス感染拡大の影響で展示会規模が縮小したものの、県内19社から協賛金などが寄せられた。そこから、「子どもシェルターおきなわ」、「名護こども食堂」、宜野湾市の「地域むすびくらぶ」の3団体へ、それぞれ10万円ずつを寄付。子どもたちに食事を提供するこども食堂と地域むすびくらぶにはアイス商品券も寄付した。
子どもシェルターおきなわの横江崇理事長は「応援してくれた企業のみなさんに感謝。自由に外出できない中、シェルター内でも息抜きできる、本やマンガなどのレクリエーションを充実させたい」とコメント。
名護こども食堂では新里喜彦会長に代わり、神谷康弘副会長が出席。「コロナの影響か利用者は増加。公民館でオンライン授業などが受けられるよう、インターネット環境を整備したい」
食支援を必要とする児童家庭などに食料を配布する地域むすびくらぶの名嘉真美奈子代表は「活動を続けられるのはこうした寄付のおかげ。いただいたお金は、最も需要がある米や牛乳の購入費用などに充てたい」と話した。
子どもシェルターおきなわ
虐待や非行、貧困などの理由で家に居られない子どもたちが、安全に暮らせる場所を提供することを目的に、2016年から自立支援シェルターを運営。利用者は主に10代後半の女性で年間約15人。弁護士と連携してシェルター退所後の自立支援なども行う。
タイムス住宅新聞社の石川達也社長(左)とインテリア産業協会沖縄支部の江橋正事務局長(右)から、寄付金を受け取る、子どもシェルターおきなわの横江理事長
名護こども食堂
助成金に頼らず地域で子どもたちを育てることを目標に、地元企業などから支援を得て、2016年から活動。毎週土曜、城公民館で約60人近くの子どもたちへ食事提供や弁当配布をする。東京学芸大学と連携して教育活動も行う。
江橋事務局長(右)とタイムス住宅新聞社の山田貴常務(左)から寄付金と食品を受け取る、名護こども食堂の神谷副会長=名護市城公民館
地域むすびくらぶ
フードパントリー mam
2018年より活動。当初は朝食支援を行っていたがコロナ禍で終了。20年6月から配食支援事業「フードパントリーmam」として再スタート。宜野湾市在住(市外も対応可)の児童家庭や学生などを主に食料を配る。児童を対象にプログラミングやスポーツなど体験活動も実施。
江橋事務局長(左端)と山田常務(右端)から寄付金を受け取る地域むすびくらぶの名嘉真代表(左から2人目)と兼島望さん(同3人目)與那原清奈さん(同4人目)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1839号・2021年4月2日紙面から掲載