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2021年2月5日更新

住・食・農にぎわう-西原町小波津-

[歩いて見つけた!地域の住み心地-42-]西原町の中央部にある小波津では、直売所やイベントスペースを兼ねたマルシェ(市場)が昨年オープン。海岸部に大型MICE施設の計画が上がってから観光の機運も高まり、町の中核地として道路や川辺の整備が進む。町内で比較的新しい小学校の学区内はファミリー層からの住宅需要が高い。生活利便性がいい南風原町からの波及もあって、西原町内の住宅需要は増しているという。


◆学校区◆
 西原南小学校、一部は西原小学校
◆家賃◆
 築20~30年のファミリータイプが多い。築古の2LDKで4万円前後、3LDKは5万~5万5千円。新築は築古よりプラス2万円。ほとんどの物件が駐車場1台分付き
◆土地の相場◆
 坪当たり25万~30万円前後で地価より高め
◆地域を通るバス◆
 333番・346番は町役場前~与那城~小那覇~県道38号線~首里~那覇BTまで。また、30番は那覇BT~国道329号~南風原~西原~中城~沖縄市泡瀬まで


道路や川辺の整備進む


 1  小波津川から西原町役場を見る。川の氾濫を抑え、水辺に親しみが持てるよう川辺を整備している

町役場や図書館などが集まる町の中核地。
のどかな雰囲気で子育てもしやすそうだルン♪


新マルシェがオープン
西原町小波津は町の中央部にある住宅地と畑地が共存する地域。国道329号沿いにはスーパーや銀行、県道38号線沿いには内科や歯科などのクリニックもあり、近場でなんでもそろう。小中学校にも近く、便利な地域だ。

2020年12月「西原さわふじマルシェ」が町役場の向かいにオープン=下写真。町の担当者は「町の観光情報なども発信。食と文化が楽しめます。建物の屋根は、町内で今も引き継がれる綱引きの綱をモチーフにしています」と話す。直売所や歴史文化資料館・観光案内所、レンタルキッチン、レストラン、軽食スペース、イベントスペースが設けられ、「みんなでわいわい、がやがやできる場になってほしい」と期待を込める。

マルシェ前の道路の一部は未舗装のままだが、理由がある。「将来道路幅を広げるため。町を象徴するシンボルロードとして、兼久、きらきらビーチまでつなげる計画です」。東崎・東浜マリンタウンに大型MICE施設整備が決まってから観光の機運が高まっている。シンボルロードはビーチとのアクセス性を高め、災害時の避難路確保にもつながる。


2020年12月にオープンした西原さわふじマルシェ。屋根は綱引きの雄綱と雌綱がかみ合う様子を模している。「さわふじ」は町の花木でもあるサガリバナのこと


 2  国道329号と町道が交わる平園交差点。「与那城」から名称が変わり、昨年標識を新調したという


物件探しは南小区中心
長年、町内で不動産業を営む坂田住宅の許田誠さんは、「シンボルロード以外にも、坂田から小波津北西側を通って東崎へ続く道路の計画がある。小波津川沿いでは道路や河川敷の整備が進む。町役場周辺に公園を整備する方針もあがっている。今後、地域や町の様子は変わってくるだろう」と話す。

地域周辺の不動産を探しに来る人はファミリー層が多いという。「開校が比較的新しい西原南小学校区で探しているケースも見られる。子育て中両親の近くに住みたい、職場が近いなど、意向はさまざま」

賃貸物件は「新しい物件はぽつぽつとあるが、築20~30年のファミリータイプが多い。家賃は2LDKで4万円前後、3LDKは5万~5万5千円ほど」。新築だとプラス2万円ほどになるという。土地の売買では「売り土地は坪当たり25万~30万円前後で、公示地価より高めの額で出ている」。

また、南風原町に本店をかまえる南新物産によると、「南風原町の生活利便性が高まり、その波及で西原町まで範囲を広げて土地・賃貸物件を探す人もいる。小波津周辺は落ち着いて子育てできる環境で人気のある地域だ」と話した。


 3  小波津団地の沿道には早くもサクラが咲いていた。緑地に囲まれた閑静な住宅地。「団地」と付くが一戸建て住宅が立ち並んでいるのが面白い


小波津周辺の賃貸物件
小那覇の2LDK 2面採光

   坂田住宅の許田さんが紹介してくれたのは、2LDKの築古アパート。「角部屋で2面から光が入る。西原シティに近く買い物が便利」とオススメする。 家賃は月3万7千円。閑静な住宅街の小那覇に立地する。学区は西原東小学校、西原東中学校。駐車場なし。問い合わせは同社(電話=098・945・1212)まで。


地域ブランド野菜やローカルな口コミも
町の農業や観光情報を発信

西原さわふじマルシェ内の直売所「うんたま市場」には地元で採れた野菜を中心に、魚や肉もそろう=上写真。「西原町西洋野菜」という地域ブランドのケールやビーツといった珍しい野菜も手に入る。歴史資料も展示するイベントスペース「西原劇場」には、町内外から訪れた人々が書き込みできるマップを展示=下写真。おいしいお店やちょっと変わったお店など、ローカルな情報が集まる。
 
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1831号・2021年2月5日紙面から掲載

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川本莉菜子

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編集者
好奇心が行動源。まち歩きで面白いことを発見した時に興奮し、脇目振らずに追いかけて迷子になること多し。人が住む・暮らす場所にある歴史、知恵、繋がりの面白さを見つけて発信していきたいです。よく県外出身かと聞かれますが、生粋のウチナーンチュです。

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