DIY
2019年8月9日更新
ようこそ♪DIYの世界へ 「貫」設けて強度UP
#17 座面が構造体の一部となった「ベンチ」を作ります。強度を高めるため、座面と平行に「貫」を設けるのがポイントです。
文・島袋清成
ベンチを作る
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座面も構造体の一部
以前(1740号、6月10日発行)作った角スツールは、骨組みの上に座面を載せる形で、脚だけでも自立しました。それに対し、今回のベンチは座面が脚をつないでいるため、脚だけでは自立しません。つまり、座面が構造体としての役割も持っているのです。
また、座面の下で脚をつないでいる「貫」(ぬき)もポイント。座面だけだと、座った時の衝撃などにより、ベンチの脚がハの字に開いたりねじれたりして、壊れてしまう可能性があります。座面と平行に貫を設けることでそれらを防ぎ、強度の高いベンチとなります。
貫を広い面材にすれば、荷物置き場にもなります。テーブルなどを作る際でも、細くてもいいので貫を設けるようにしましょう。
材料
・ホワイトウッド
「2×4」(厚さ38ミリ×幅89ミリ×長さ1800ミリ)…4本
「2×2」(厚さ38ミリ×幅38ミリ×長さ1800ミリ)…1本
・スリムビス(長さ75ミリ×太さ3.8ミリ)…28本
使う道具
・のこぎり(スライド丸ノコ)
・ドリルドライバー
・クランプ
・2×4用定規
・メジャー
・スコヤ
・鉛筆
・木工用接着剤
・紙やすり
正面図

側面図

木取り図
※単位はミリ。各パーツの間にある「5ミリ」はノコギリなどの刃の厚みを示す
▼2×4①②(2本分)

▼2×4③

▼2×4④

▼2×2①




島袋清成(しまぶくろ・きよなり)/INTERIAN代表、インテリアデザイナー。家具デザインを得意とし、インテリアをトータルで提案する。トリップショットホテルズ・コザのリノベーションも手掛けた。
050-1240-4059
編集/出嶋佳祐
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1753号・2019年8月9日紙面から掲載