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2019年7月12日更新

ようこそ♪DIYの世界へ「角度統一 斜めでも安定」

#16 壁にもたせかけることで安定し、その壁を背板として活用する傾斜本棚。床との接地面や棚板などの角度が平行になるよう統一するのがポイントです。


文・島袋清成

傾斜本棚を作る

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壁との接地面も同角度

傾斜本棚はシンプルな見た目ですが、作るのは意外と難しいかもしれません。その理由は、やはり傾斜。傾斜の精度が高ければ安定しますが、少しでも角度が違えば不安定になったり、棚板が傾いてしまいます。どの向きに角度をつけるか頭の中で混乱してしまうこともあります。丁寧に、落ち着いて作業しましょう。

作る際は、床と接する側板下部の傾斜を基準とします。仮にこの角度を13度とした場合、側板上部の切断角度や棚板の設置角度も13度にすることで、それぞれ床に対して平行になります。さらに、壁と接する部分をカットした端材の角度も13度となります。

傾斜を付けるテクニックは、いすの背もたれやテーブルの脚などにも応用できるので、作品のバリエーションも増やせるでしょう。


材料
・ホワイトウッド
「1×4」(厚さ19ミリ×幅89ミリ×長さ1800ミリ)…1本
「1×6」(厚さ19ミリ×幅140ミリ×長さ1800ミリ)…1本
・スリムビス(長さ40ミリ×太さ3.3ミリ)…8本

使う道具
・のこぎり(スライド丸ノコ)
・ドリルドライバー
・クランプ
・メジャー
・分度器
・木工用接着剤
・紙やすり
・鉛筆

木取り図
※単位はミリ。各パーツの間にある「5ミリ」はノコギリなどの刃の厚みを示す
▼1×4

▼1×6












 

島袋清成(しまぶくろ・きよなり)/INTERIAN代表、DIYコンシェルジュ。カルチャースクールなどで、初心者向けのDIY講座を担当する。2008年、沖展木工芸部門入選。沖縄アートフェスティバル宮島達男賞受賞。
050-1240-4059

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編集/出嶋佳祐
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1749号・2019年7月12日紙面から掲載

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出嶋佳祐

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編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。

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