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2020年7月3日更新

頑張らず浪費抑える行動習慣|お金と暮らし整えよう![4]

文・嘉手苅麗子 ㈲トクマサ工業La.fitプランナー

日々のお金の使い方に気をつける 
今年も半年が過ぎました。株式会社JCB(ジェーシービー)が行った調査によると、新年度の目標は5年連続で「貯蓄」がトップ、2位は「生活費の見直し・節約」の結果が出ています。今回は、「節約=我慢」と頑張らずに節約につながる日々の行動のお話です。

減り具合が目に見えて分かる
1万円以下は現金払い

カード払いでは実感しにくいお金の減り具合も、現金払いだと財布からお金が減っていくのが、目に見えてわかります。日常の買い物はほとんどが1万円以内、現金払いにするだけでお金の使い方が慎重になり、無駄買いの抑止にもつながります。

「お得感」に惑わされないで
ポイントカードは絞る

割引ができたり特典がもらえるなどお得なイメージのあるポイントカードは、購買意欲を刺激します。カード払いや電子マネーの支払いでたまるポイントも含め、ポイントをためることが目的になると余計な買い物をしがち。ポイントがどれだけたまったとしても、物を買うとお金は減ってしまいます。ポイントカードは「お得感」に惑わされず、利用頻度の高いお店のものだけに絞ることをおすすめします。

「均一価格」で安いと錯覚
100円均一は買う物を決めてから

100円ショップが人気である一番の理由は「10個買うと1000円」と、かかる金額が分かりやすいからではないでしょうか。スーパーで購入したほうが安い商品もありますが、「均一価格」にすることで全体的に安いと感じ、つい予定外の物まで購入することも。私は買う物をメモして目的の品以外は買わないようにしていますが、魅力的な商品を見つけた場合には、逆にその商品の悪いところも考えてみます。本当に必要なのか、自分が商品を使っている姿を想像し、やっぱり必要だと判断した場合のみ、購入しています。

不要な物が見えてくる
写真で部屋を客観視

定期的に部屋全体の写真を撮ることで、見慣れた空間を客観的に確認できます。そこに写っている違和感のある物は必要な物ですか? 必要な物だけに囲まれた暮らしは、お金も気持ちもスッキリ整います。また、欲しい物があるときは商品と値段を撮影。すぐには買わず、少し時間をおいても本当に必要と感じたら購入するようにしています。購入しなかった物は、衝動買いしたら無駄になった金額だと心得て。

 節約で我慢ばかりが続き、「頑張っているから」と反動で無駄遣いしないためにも、無理せず小さなことを習慣にするだけで浪費は抑えることができます。今回ご紹介した習慣から「これならできそう」というものがあれば、ぜひ実践してみてくださいね。



ポイントカードを必要以上に保持することで「ポイントは大切。ためなきゃ損」と思い込み、得するためのポイントカードが、浪費の原因になっていることも。低価格の商品は一つだけ買うのは気が引ける、せっかく来たのだから、とついつい買ってしまう100円ショップでの買い物も気を引き締めて。



執筆者
かでかる れいこ
(有)トクマサ工業La.fit勤務。
ファイナンシャルプランナー、家計整理アドバイザーなどお金に関連する資格も複数取得。お金の管理が楽にできる仕組みを常に模索中。 098-974-0967

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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1800号・2020年7月3日紙面から掲載

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