【ひと】「全部やる」が合格の鍵|長岡保久さん  総合資格学院沖縄校 教務課教務長|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

家づくりのこと

企業・ひとの取り組み

2020年6月26日更新

【ひと】「全部やる」が合格の鍵|長岡保久さん  総合資格学院沖縄校 教務課教務長

2014年の開校以来、1・2級建築士試験で県内トップの合格占有率を維持する総合資格学院沖縄校。教務長の長岡保久さん(56)は、「一人一人の理解度に合わせた、合格へ導くための指導をしている」と熱く語る。

企業・ひとの取り組み

タグから記事を探す

建築士への道をサポート



-教務長の主な業務は?
講習をスムーズに運営することが私の大きな役目です。
当校では、全国展開しているからこその情報収集力を生かし、教材は最新の出題傾向を盛り込みながら毎年改定。分析力と対応力にたけた熱意あふれる講師陣も強みです。
それらが最大限に発揮できるよう、講師のスケジュール管理、受講生の学習指導や相談対応、教材やプリントの準備など、しっかり学べる環境づくりを行います。

-心掛けていることは?
温かみのある叱(しっ)咤(た)激励です。建築士試験は大卒程度の知識が求められる上、年々、難しくなっています。仕事をしながら学ぶ受講生も多く、モチベーションを維持するためのサポートは欠かせません。
当校開校時の1期生3人は、それぞれ自力で試験を受けて失敗した経験がありましたが、入校後1年で全員合格。現在は、そんな卒業生たちが、当校で受講生の学習をサポートしています。「私たちは受講生とそれをサポートする長岡さんの苦労が分かる。夜遅くまで頑張っている受講生たちの勉強と長岡さんを手伝いたい」と言ってくれたときは、私自身も励みになりました。


-今後の目標は?
開拓地を広げ、結果も残し、沖縄でも合格者占有率100%を達成したい。
合格のコツは「全部やること」。これだけやっておけばいいというものはありません。私が指導した中には、中卒で勉強が苦手な建築作業員が1級に合格したり、計算問題から始めて1年で2級に合格した受講生もいます。諦めず進む道を今後もしっかりサポートしていきたいです。
 


沖縄市でも開講準備中
7月から1級・2級対策

総合資格学院沖縄校は、拠点とする那覇市久茂地に加え、沖縄市でも教室開講を準備中だ。7月19日より1級建築士製図対策講座を開始、2級は同月12日からスタートする。
製図対策では、作図手順・図面表現、課題の読み取りやプランの提案力を、講義および巡回指導。完成したプランに対し、少人数グループで討議・意見交換するほか、講師が個別添削を行う。
製図道具の平行定規に不具合があれば、教務長の長岡さんが修理も行うという。「県外へ修理に出すと時間もお金も掛かる。受講生の学習を細かなところまで気を配りながら徹底してサポートします」と力強い。受講の申し込みは同校(電話=098・866・8311)。



那覇市での講座の様子(2019年8月撮影、同校提供)


ながおか・やすひさ 1964年、愛知県名古屋市出身。大学では動物学を学ぶ。卒業後は塾講師として小中高生を指導。総合資格学院に転職後は、その指導力が買われ、東海3県などの新設校を歴任。沖縄校には2014年の開校と同時に赴任。多くの建築士を輩出。趣味はサッカー。
◆総合資格学院沖縄校 那覇市久茂地1‐3‐1‐6F  電話=098-866-8311


 

取材/赤嶺初美(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1799号・2020年6月26日紙面から掲載

企業・ひとの取り組み

タグから記事を探す

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2416

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る