残せた額確認 貯金体質に|今日から始める!ライフオーガナイズ[9]|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

スペシャルコンテンツ

特集・企画

2019年12月27日更新

残せた額確認 貯金体質に|今日から始める!ライフオーガナイズ[9]

文・嘉手苅麗子(ライフオーガナイザーⓇ)
出費も多くなりがちな年末年始。毎年、この時期になると、「家計を見直して、すっきり新年を迎えたい!」と考える方も多いと思います。家計簿をつけていない方にもおすすめ、通帳を使った簡単な見直し法をお伝えします。

家計見直しスッキリ新年を迎えよう!

家計簿でなく通帳を利用!
色分けで支出の現状を知る


ピンク(カードの支払いや手数料)、黄色(住宅ローンや生活費など生活に必要なお金)、ブルー(貯金や自分に役立つお金)、オレンジ(現金を引き出す・入金した時)の4色の蛍光ペンを使い、イラストのように通帳の金額部分を色分けします。

先月、お金を何回引き出したか、すぐに答えられる人は意外と少ないものです。

引き出し回数が多い場合、一度に大きく残高が変わらないため、無駄遣いの意識が薄くなりがちです。また、財布の中身を把握できていないことが多い傾向も。少額の買い物は、金額自体は大したことがなくても、回を重ね月全体で見ると、思ったより使っていることも。
 
固定費以外のカード支払いや延長手数料
⇒無駄遣いが多くなっていないか?

住宅ローンや光熱費など生活に必要なお金
⇒毎月、基本的に変動せず一定額。保険料やデビットカードの支払いも、生活費の一部として黄色で色分け

貯金や自分に役立つお金
⇒定期預金や積み立てタイプの保険など。この色が増えるとうれしくなります

現金を引き出す・入金した
⇒月に2回など、お金を引き出す日を決めます。入金した日は金額ではなく、左隣の列の「振入」などの言葉に色分け。この列のオレンジが増えるたび、残高アップ!


ゲーム感覚で達成感積み重ねて
下ろす回数決め、残金を○囲み


前月の金額を目安に、ひと月にお金を引き出す回数や金額を決めてみましょう。これは、計画的にお金を使うトレーニング。いつでも簡単にお金を引き出せる環境は、欲しいものを見つけたとき、「必要か?」ではなく、「財布にあるお金で買えるか?」と考えるクセがつきます。使い過ぎないように、必要な資金だけを、財布に入れていたつもりが、結果的に支出してしまうことに。

月末に、「これだけ残せた!」と、目でみて分かるようにすることで、「使い過ぎなかった」と実感できるようにしましょう。ゲーム感覚で楽しみ、小さな達成感を積み重ね、少しずつでも「貯められる」という自信が貯金体質に近づきます。


今日からできること
記帳で見える化し現状を把握


「見える化」による現状把握が大切なので、まずは通帳記帳。ペーパレスの通帳でも印刷し、手を動かし、考えながら色分けするのがオススメです。お金の使い方のクセを知り、振り返る機会になるはずです。


■ライフオーガナイズとは…
ものの要・不要の区別ができるスキル、思考や時間・情報の整理術、再現性のある具体的な片づけ・収納の技術を総合的にまとめた、人生を最適化するための考え方。ライフオーガナイザーⓇは、一般的な整理収納の手法をあてはめるのではなく、クライアントの価値観に寄り添い、暮らしに合った片づけの仕組みづくりをサポートする。(一社)日本ライフオーガナイザー協会「ライフオーガナイズの教科書」より



かでかるれいこ (有)トクマサ工業La.fit (098-974-0967)にて「住んで感じる。暮らして分かる。」をテーマに住む人、使う人にとって納得できる家づくりや家計の整え方を提案。お金に関連する資格も複数取得。片づけも家計整理も分かりやすく、楽な方法を探すのが得意。

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1773号・2019年12月27日紙面から掲載

特集・企画

タグから記事を探す

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2128

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る