働いた証しファイルで保存|今日から始める!ライフオーガナイズ[11]|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

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2020年2月28日更新

働いた証しファイルで保存|今日から始める!ライフオーガナイズ[11]

文・じゃなくにこ(ライフオーガナイザーⓇ)職場から毎月受け取る給料明細の保存は、法的に定められているわけではなく個人の自由となっています。一般的には「最低でも2年保管」と言われていますが、あなたは、その給料明細をどうしていますか? 振込額を確認したらすぐに捨ててしまったり、なかには見たことない! と言われる方もいますが…とても大事な情報が掲載されています。

 給料明細の保存理由と保存方法 
明細の中身、確認していますか?
失業給付、住民税、年金の基

給料明細には、収入に応じて毎月支払っている社会保険料や所得税などの税金額が記載されていますし、雇用契約書(労働条件契約書)は職場との信頼関係を結ぶための書面で、職場に対する不信感を抱くのを防ぐことができます(法律では雇用契約書の場合、提示義務はありませんが、労働条件契約書は提示する義務があります。両方を一つの契約書として提示する企業もあります)。

年末調整時や退職時にもらう源泉徴収票は転職先に提出しますし、扶養される場合は、扶養する側の企業から提出を求められる場合もあります。要するに、自分自身を守るために必要な保存だと考えれば、保存するストレスも無くなるのではないでしょうか。

必要な保存期間の目安は、給料明細に関しては永年保存。雇用契約書(労働条件契約書)に関しては退職後3年間保存することをオススメします。

保存方法として、実際に私が行っているのは紙媒体で個別フォルダーに分け、ファイルボックスに保存するやり方です。WEBで給料明細をもらっている方や、紙媒体で残すと保存場所がない場合は、スキャンし、クラウドなどに保存する方法もありますので、それぞれ自分にあった方法を試してみてください。

2020年は始まったばかりです。今年から給料明細捨てない宣言をしてみてはいかがでしょう。


書類を入れるクリアファイルと個別フォルダー(左)、フォルダーを入れるファイルボックス(右)を準備


個別フォルダーに保存する名称を記入。フォルダーがいっぱいになったら永年用のリングファイルにつづる

今日からできること
一番新しい給料明細を確認!

一番新しい給料明細を見て、自分自身が毎月支払っている税金の確認をしましょう!

■ライフオーガナイズとは…
ものの要・不要の区別ができるスキル、思考や時間・情報の整理術、再現性のある具体的な片づけ・収納の技術を総合的にまとめた、人生を最適化するための考え方。ライフオーガナイザーは、一般的な整理収納の手法をあてはめるのではなく、クライアントの価値観に寄り添い、暮らしに合った片づけの仕組みづくりをサポートする。(一社)日本ライフオーガナイザー協会「ライフオーガナイズの教科書」より



じゃな・くにこ。1965年石垣市出身那覇市在住。事務職歴30年。協会認定のSOマークを取得し個人事業主向けのファイリングや経理業務サービスを中心に行っています。SOHOオーガナイザーⓇ・ライフオーガナイザーⓇ・リユースマスター2級・整理収納アドバイザー2級

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1782号・2020年2月28日紙面から掲載

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