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2019年3月1日更新

知恵を備える③ イケるorイケない試してみた!

災害時に役立つ知恵としてテレビやインターネットで見かける「ツナ缶ランプ」「水漬けパスタ」「少ない水で洗濯」。警視庁警備部災害対策課のツイッターを参考に、実際に編集部が試してみた。意外とイケるモノ、簡単そうで意外と難しいモノなどさまざま。実際にやってみると要領がつかめるので、いざという時のために、家族で一度試しておくといいかも!

イケるorイケない試してみた!

を備える

ツナ缶ランプ
どの家庭にもあるだろうツナ缶に、キッチンペーパーで作ったこよりを挿し込み、火をともすとランプ代わりになるという。まずは、ツナ缶のふたを少し開けてチャレンジ。キッチンペーパーで作ったこよりを隙間から挿し込み、こよりが湿ってきたら点火…火がつかない。そこでふたを大きく開け、油がたまっている部分にこよりをはわせると着火。炎が大きくなったり小さくなったりしながら、10分ほどともり続けた。

ティッシュペーパーで試してみると、全くつかない…。次に、紙ひも。炎の大きさは安定し、1時間ほどともり続けた。どうやら、こよりは固めの紙素材で均一に巻かれたものがいいようだ。肝心の明るさは、紙ひもだと手元が見える程度。室内を明るくするには心もとないが、調理など一時的に手元で作業をする時には使えそう。

結果、「初めてやるには難しい」。こよりが太いほど炎が大きく、キッチンペーパーを太めにねじったものだと、最大5センチほどの炎を上げて燃えた。たまに「ポンッ」と音をたてて炎が大きくなることもあるため、火の取り扱いには注意が必要だ。ランプで使った後のツナを食べてみると、表面は少し焼けていて香ばしい(笑)。油分も多少減ってヘルシーかも。

▼こよりはキッチンペーパーだと△、紙ひもは○。調理時などで手元を照らすのに使えそう

紙ひもを使うと油を吸い上げる量が安定するのか、たまに消えることもあったが、火の大きさも変わらずに1時間ほどともり続けた


最初はツナ缶を少し開け、キッチンペーパーのこよりを挿して点火してみたが、火が消えてしまった

使う物
・ツナ缶(まぐろの油漬け)
・キッチンペーパー、または紙ひも
・ライター(点火用)


少ない水で洗濯

ケチャップの付いた男子高校生の半袖シャツ、1日履いた靴下を、それぞれ少量のぬるま湯と重曹で洗い、シミや臭いが落ちるか試してみた。

ビニール袋はシャツを入れることを考え、大きめのサイズを準備。小さじ1杯の重曹を溶かしたぬるま湯200mlとシャツを入れ、もみ洗いした。200mlだと水が行き渡らず全体を洗えそうもなかったため、もう200mlをプラス。2~3分ほどもみ洗いした後、同量のぬるま湯ですすぎ洗い。シミは完全には落とせなかったものの、あらかたキレイになり、臭いは取れた。

次に靴下で挑戦。こちらは200mlだと水が余るほど。水を減らすか2足まとめて洗っても良さそうだ。2分ほどもみ洗いしたが臭いが残っていたので、5分ほど浸け置き。今度は臭いも気にならなくなった。

警視庁のツイッターで「重曹には皮脂汚れを吸着したり消臭効果があり、泡が立たないのですすぎも少なくて済む」とあったが確かに! 今回使った水は600ml。すすぎの水を洗濯に使いまわせば、さらに節水になりそうだ。

▼ケチャップのシミは完全には落としきれないが、臭いは取れた。1日履いた靴下の脱臭は漬け置きで○

ホームセンターで購入した密閉型ビニール袋に衣類とぬるま湯400ml、重曹小さじ2を入れてもみ洗い。



靴下はぬるま湯200mlだと多いくらい


シミはうっすら残る程度まで落ちた=上赤丸。

使う物
・衣類を入れる密閉型ビニール袋
・ひと肌程度のぬるま湯
・重曹(湯200mlに小さじ1杯5g)



水漬けパスタ

4時間水に浸したパスタ。水を吸って白っぽくなっている。少し芯が残っている感じはしたが、炒めると良い感じのアルデンテになった


▼4時間漬けると、こんな感じ。1分炒めてナポリタンに。アルデンテで、結構イケる!

ゆでることなく、水で調理する「水漬けパスタ」。水はもちろん、電気やガスの節約につながる技として警視庁のツイッターで紹介されている。

やり方は簡単。パスタが浸るくらいの水に4時間漬けて、具材・調味料と一緒に1分間炒めるだけ。今回は1人前のパスタを150mlの水に漬けた。4時間後、写真のように白っぽくクタッとした状態になった。箸で持ってみると少し芯が残っている感じはしたが、とりあえず水気を切り、薄切りにしたタマネギとウインナー、ケチャップと一緒に1分間炒めてみた。

食べてみると、絶妙なアルデンテのナポリタン! 通常のパスタより少しもっちりしている感じで結構イケる。災害時だけでなく、普段の料理の際にも役立ちそうだ。ただし、水に漬けて常温で長時間放置するため、夏場などは衛生面の心配がある。火を通す工程は必須だろう。

器は、洗う水を節約するためにラップを巻いて使用。以前に防災士の稲垣暁さんが紹介していた技だ。雑に包んでしまったので、ラップと皿との間に隙間ができ、食べる時に箸で穴を空けてしまった。衛生的に使うには皿にぴったり付ける方が良いようだ。器が無ければ、新聞紙で作った容器にラップを巻いて使う技もある=下写真。



使う物
・パスタ1人前
・水150ml
・ケチャップ、タマネギ、ウインナー適量 ※器は洗わなくても良いよう、ラップを巻いて使用


知恵を備える①​
知恵を備える②

取材/川本莉菜子、東江菜穂、徳正美
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1730号・2019年3月1日紙面から掲載

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