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2024年2月2日更新

第8回こども絵画コンクール「あったらいいなこんな家」|県内28社から協賛金3団体へ寄付 子の医療・学習支援に活用

こども絵画コンクール実行委員会(主管・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)は、第8回同コンクールで28社から集まった協賛金の一部を子ども支援に取り組む3団体に10万円ずつ寄付。1月19日と25日に贈呈式を行った。

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 県内28社から協賛金3団体へ寄付 

子の医療・学習支援に活用

こども絵画コンクール実行委員会(主管・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)は、第8回同コンクールで28社から集まった協賛金の一部を子ども支援に取り組む3団体に10万円ずつ寄付。1月19日と25日に贈呈式を行った。

沖縄市で活動する「NPO法人 ToiToi」は、日常的に人工呼吸などの医療ケアが必要な児童の発達支援や放課後等デイサービスを行っている。同法人の児童発達管理責任者・金澤まゆさんは、「医療機器などを優先してそろえているため、なかなか遊具などにまで手が回らなかった。新しく自家発電付きの事業所も完成間近なので、そこで遊べるおもちゃを購入したい」と話した。

沖縄市で子どもの学習・食事支援などをする「一般社団法人 くじら寺子屋」の代表理事・山下千裕さんは「行政の助成金は使い道に制限があるため、こうした寄付はありがたい。このお金は、建物の修繕や子どもたちの娯楽のために使いたい」と感謝した。

那覇市で医療が必要な重い障がいを持つ子どもや家族の支援をしている「一般社団法人Kukuru」の代表理事・鈴木恵さんは「台風などによる停電時に備え、貸し出し用の蓄電池を6台所有しているが、もう少し数がほしい。またバッテリーを搭載した吸引器も準備したい」と話した。



◇◆ToiToi(沖縄市)◆◇

看護師や保育士、理学療法士などが所属し、医療ケアが必要な児童や重度心身障がいの児童を対象に発達支援、放課後等デイサービス、旅行支援などを行う。

LPガス発電機を備えた新しい事業所も、同市内に完成間近。災害時の避難拠点としての活用も見据える。


タイムス住宅新聞社の石川達也社長(右)から、寄付金を受け取るToiToi金澤まゆ(中央)さん、嵩元由紀乃さん



◇◆くじら寺子屋(沖縄市)◆◇

2014年に開所した子どもの居場所。広々とした室内には本やおもちゃ、パソコンなどがあり、子どもなら誰でも無料で利用できる。平日は毎日開いており、常時50人ほどの子どもたちが宿題をしたり、遊んだりしている。学習支援や食糧支援、プログラミング教室なども無料で行う。


石川社長から、寄付金を受け取るくじら寺子屋代表理事の山下千裕さん



◇◆Kukuru(那覇市)◆◇

在宅で暮らす医療的ケアが必要な子どもと家族の支援などに取り組む団体。2019年には那覇市に「安心して自宅に帰るための初めの一歩」の場所として有床診療所や退院移行支援病室などを併設した施設「Kukuru+(くくるぷらす)」を開設した。医療的ケア児の親の交流支援も行う。


インテリア産業協会沖縄支部の江橋正事務局長(左)、タイムス住宅新聞社・こども絵画コンクール事務局の大嶺彰事務局長(右)から寄付を受け取るKukuruの代表理事・鈴木恵さん


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・[協賛企業]こどもの未来を応援します
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1987号・2024年2月2日紙面から掲載

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