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2023年5月19日更新

[沖縄県県民の森に二つの新スポット]木に触れて学び遊べる

森林浴やキャンプなどを楽しめる「沖縄県 県民の森」に2022年10月、木の遊具がある「木のふれあい館」と県内の森について学べる「森のふしぎ館」がオープンした。二つとも屋内施設なので雨天でも遊べ、梅雨時期のお出かけにもぴったりだ。

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旧館をリニューアル

「県民の森」は森林とのふれあいを通し、森の仕組みや役割を伝える場として1986年に開設された県営施設だ。そこにあった「森林学習展示館」と「森林科学館」を2022年、大規模に改装。木の遊具や玩具で遊べる「木のふれあい館」と、沖縄の森について学べる「森のふしぎ館」にリニューアルし、同年10月にオープンした。どちらも入場無料だ。

「木のふれあい館」は、未就学児向け。木のたまごプールや滑り台、小さな木の家などの屋内遊具がある。同館の半分はクラフト体験ゾーンになっており、テーブルの上に積み木やジェンガなど、木のおもちゃが置かれていて自由に遊べる。

小さい子向けの施設とあり、オムツ替えスペースや授乳室も設置されている。


沖縄の木30種以上

もう一つの「森のふしぎ館」は、学生や大人向けの学習施設だ。壁一面に沖縄の森が描かれ、ところどころに本物の木が立つ。一角にある「沖縄の木」のコーナーでは、切り株が30種類以上展示されており、木の内部を見て、触れて学ぶことができる。

壁には自然だけでなく動植物も描かれている。その一部はプロジェクションマッピング技術により動くので見ていて飽きない。

シアターコーナーもあり、県内の自然や木工など、さまざまな切り口から木について学ぶことができる。

県民の森の比嘉正一所長は、「これら2館は雨でも遊べるので、梅雨時期にもぴったり。ドライブがてらぜひお越しいただきたい」とアピールした。

 

のふれあい館

動いて遊ぶ
室内には、木のたまごプール、そのたまごを転がして遊べるレール、すべり台など木製の遊具がいろいろある
室内には、木のたまごプール、そのたまごを転がして遊べるレール、すべり台など木製の遊具がいろいろある

旧森林学習展示館を大幅リニューアルした「木のふれあい館」

座って遊ぶ
手前は遊具ゾーン、奥はクラフト体験ゾーン。クラフトゾーンのそばにはおむつ替えスペースと授乳室がある手前は遊具ゾーン、奥はクラフト体験ゾーン。クラフトゾーンのそばにはおむつ替えスペースと授乳室がある

クラフト体験ゾーンには、木のパズルや積み木などが準備されているクラフト体験ゾーンには、木のパズルや積み木などが準備されているクラフト体験ゾーンには、木のパズルや積み木などが準備されている
(上・中・下写真)クラフト体験ゾーンには、木のパズルや積み木などが準備されている


 

のふしぎ館

森林の仕組みや役割について学べる「森のふしぎ館」。本物の木が30点以上展示されている
森林の仕組みや役割について学べる「森のふしぎ館」。本物の木が30点以上展示されている

森のふしぎ館は旧「森林科学館」をリニューアルした
森のふしぎ館は旧「森林科学館」をリニューアルした

壁には沖縄の森や、そこに生息する動物が描かれている
壁には沖縄の森や、そこに生息する動物が描かれている

絵の一部はプロジェクションマッピングにより動いて見える。写真はサシバ(右)と木の幹に巣穴をつくるツミ(左)
絵の一部はプロジェクションマッピングにより動いて見える。写真はサシバ(右)と木の幹に巣穴をつくるツミ(左)

体感型の学び
木の重さを比較できるコーナーもある。同じ大きさの木片なのにデイゴは軽く、イスノキは重い。木の比重を学ぶことができる
木の重さを比較できるコーナーもある。同じ大きさの木片なのにデイゴは軽く、イスノキは重い。木の比重を学ぶことができる

切り株は木材の色や年輪を観察できる
切り株は木材の色や年輪を観察できる


建物も木のカタチ
建物自体も大きな木のカタチになっている
 
◆沖縄県 県民の森
恩納村字安富祖2028(上記2館は安富祖入り口の近く)
[利用時間]
木のふれあい館 9時~18時
森のふしぎ館 9時~17時30分
ゲート開門時間 9時~18時30分
※毎週月曜日は休園。9月~3月は閉館・閉門が1時間早まる
電話=098・967・8092

取材/東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1950号・2023年5月19日紙面から掲載

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東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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