［総評・審査の様子］第7回こども絵画コンクール入賞作品が決定！

 第7回こども絵画コンクール　金城明美審査員長による総評 

コロナ禍でも安心感 緑や生き物取り込む

金城明美審査員長


生き生きした未来へ

季節や自然を感じさせる色鮮やかな家が集まりました。『笑顔並ぶ家族』や『大自然と生き物』を取り込んだ家が生き生きとした安心感を伝えてくれました。地下に進む家や生き物たちと一緒に住む家、家の中で遊べたり、野菜があったりします。好きなものが部屋にあり、本の部屋や虫の部屋、プールをうまく取り入れた住みたい家が多く登場しました。

コロナ禍でも安心して過ごせるよう工夫した作品が、子どもたちの未来につながり、そのまま実現に近づいていく気がします。それぞれ工夫された部屋が貴重に感じます。

よく調べたなと思うほど生き物などの特徴が表現され、どこにどんな部屋がよいのか理由がしっかり書かれているものもありました。家族で自然の緑と共に生きる家ならきっと乗り越える力になります。

あったらいいなと感じることができる子どもたちの未来は、とても生き生きしたものになると思いました。『笑顔並ぶ家族』を見て、みんなで作る家を実現させてあげたいものです。ぜひ、タイムスビル１階で開かれる作品展示会をご覧ください。



 審査の様子 

コメントも読んで審査

 審査員（左から） 
・江橋正さん（インテリア産業協会沖縄支部事務局長、外間幸一支部長の代理）
・金城明美さん／審査員長（絵本作家、沖縄市立美原小学校初任者研拠点校指導教員）
・山城一美さん（沖縄職業能力開発大学校住居環境科特任教授、県建築士会副会長）
・仲宗根理樹さん（タイムス住宅新聞社常務、石川達也代表取締役社長の代理）

絵の審査は9月29日、中城村南上原のシナジールームで行われた。金城明美審査員長をはじめとした４人の審査員が、絵はもちろん、コメントも読みながら661作品を評価していった。

審査員からは「みんなで食事をしている絵が多く見られた。コロナ禍で家族そろって食事する機会が増えたのかも」「自然や外部空間、宇宙をテーマにした作品が多い印象。旅に行きたいのでは」などの声があった。


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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1921号・2022年10月28日紙面から掲載