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2022年10月28日更新

[最優秀賞・優秀賞]第7回こども絵画コンクール入賞作品が決定!

子どもたちの夢の家を募った「第7回こども絵画コンクール」(主催・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)。応募数661点の中から入賞11点、入選169点が決定した。最優秀賞には、沖縄市立美東小1年の仲池詩さんの作品が選ばれた。

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 第7回こども絵画コンクール 入賞作品 

自然の中で笑顔並ぶ家族


◇◆最優秀賞◆◇

『みんなにこにこツリーハウス』
仲池詩(うた)さん
仲池詩(うた)さん 美東小1年(沖縄市)
『みんなにこにこツリーハウス』

いろいろなものが葉っぱでできた、緑いっぱいのおうちです。屋根やカーペット、ベッドにある枕とふとんも葉っぱです。お風呂にも葉っぱがついていて、宝石の電気もあります。家族みんなでにこにこ笑いながらミートスパゲティを食べています。

◇◆受賞コメント◆◇
賞をもらってびっくりしたけど、うれしい。キャンプに行った時に外で食べるのが楽しかったし、ツリーハウスを見て「葉っぱのおうちっておしゃれだな」と思って描きました。どう描くか悩んでいた時には家族が応援してくれました。これからもこの絵みたいに家族でにこにこ暮らしていけたらいいな。



 審査員 
・金城明美さん/審査員長(絵本作家、沖縄市立美原小学校初任者研拠点校指導教員)
・山城一美さん(沖縄職業能力開発大学校住居環境科特任教授、県建築士会副会長)
・江橋正さん(インテリア産業協会沖縄支部事務局長、外間幸一支部長の代理)
・仲宗根理樹さん(タイムス住宅新聞社常務、石川達也代表取締役社長の代理)

 審査講評  リズム感じさせる笑顔

『笑顔並ぶ家族』がツリーハウスを作りました。緑の葉っぱが包み込むように家族を温めています。笑顔で協力して家族みんなで楽しく作ったから、何でもみんなで乗り越えていけそうです。色を重ねて丁寧に描いた詩さん。笑顔の並びがリズムまで感じさせます。心地良さを分けてあげたくなりますね。(金城)

本当に気持ちの安らぐ笑顔ですね。緑いっぱいのお家からみんなの笑い声が聞こえてきます。「わぁ! 笑顔いっぱいのお家があったらいいなぁ!」と、つい叫んでしまうくらい、みんなすてきな笑顔です。家族の仲の良さが感じられ、表現力の豊かな絵です。(山城)

家族みんなの笑顔を見ていると、こちらまで幸せな気分になれるような元気いっぱいに描かれた絵ですね。全体的に明るい色調で描かれた色使いが見る人の気持ちを明るくします。葉っぱもイキイキと表現されていて、細かいところもしっかり描かれたのが良いですね。(江橋)




◇◆優秀賞(4点)

『あまいトリプルアイスのいえ』
高良紗英さん
高良紗英(さえ)さん 伊良波小1年(豊見城市)
『あまいトリプルアイスのいえ』

しゃぼん玉遊びのできるチョコ味の部屋、サメもスイスイ泳ぐバニラ味の部屋、公園みたいな紅いも味の部屋。大好きなアイスに囲まれたら、毎日が幸せなカラフルハッピーな事が起きそう! そんな家があったらいいな。

 審査講評 
「公園みたいな紅いも味の部屋」なんて、うれしくて走り回りたくなりますね。飛び跳ねるサメの部屋、沖縄にしかない味のある公園の部屋、パリパリコーンづくりの家。イメージが膨らんで楽しくなります。チョコ味の部屋は、鮮やかに塗り、パリッとしたハッピー感があります。(金城)



『こん虫ハウス』
宮城智也さん
宮城智也(ともや)さん 与那原東小2年(与那原町)
『こん虫ハウス』

虫が大すきで、毎日おうちの近くで虫取りができたらいいなと思い、自然をイメージして描きました。虫は遊具になっていて乗ることもできるので、楽しく遊んでいる人を思い浮かべました。

 審査講評 
昆虫の家が、木の家に負けないくらい大きく力強く描かれていて、虫さんへの思いが伝わってきます。「原っぱでバッタを追いかけていると一緒に飛びたくなった! カマキリを眺めていると長い足が滑り台に見えてきた!」そんな風景を浮かべながら描く姿が想像できます。らせん式滑り台やお風呂がある木の家も楽しそう。(仲宗根)



『大きいすいかの家』
嵩田ふみさん
嵩田ふみさん 西原南小3年(西原町)
『大きいすいかの家』

わたしがおなかにいるとき、おかあさんは大きいおなかで毎日スイカを食べていたので、おかあさんの大すきなスイカのおうちにしました。ポイントは家具がスイカになっているところです。

 審査講評 
お母さんの大好きなスイカに囲まれ、幸せいっぱいの楽しいお家ですね。お部屋をのぞいてみると、おいしそうにスイカを食べたり、洋服やベッドなど全てが大好きなスイカでよく描かれており、優しさが感じられます。スイカの家の構図や、緑のシマと赤色の配色、種までも上手に描かれ色彩豊かな絵です。(山城)





吉濱日彩(ひいろ)さん 前田小5年(浦添市)
『さとうきびマンション』

さとうきびの勉強をして、さとうきびに興味をもったので描きました。さとうきびの葉で洗濯物が干せたり、黒糖が出てくる機械もあります。形を生かした、緑いっぱいの地球にやさしい家です。農家さんへの感謝の気持ちも込めて描いたので、受賞できてうれしいです。

 審査講評 
一つ一つのお部屋のインテリアの壁や床のデザインまで工夫して考えられていて、見ているだけでも楽しくなってきます。そしてとても丁寧に描かれていますので、細部までよく見ていただくとたくさん見どころのある絵だと気が付くと思います。こんなマンションがあったら住んでみたいかな。(江橋)


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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1921号・2022年10月28日紙面から掲載

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