【沖縄】暮らしにアウトドア⑩|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

スペシャルコンテンツ

地域情報(街・人・文化)

2022年1月7日更新

【沖縄】暮らしにアウトドア⑩

沖縄ヤマハ(那覇市曙)の店内でアウトドアグッズコーナー「燈人」を担当する與那嶺康貴さんがアウトドアギアを紹介します。

防寒して楽しむ冬キャンプ


12月末、仲間と冬キャンプをしてきました! 実は、キャンパーたちが待ち望んでいる季節はまさに今。焚き火の暖かさを存分に楽しめるのが冬キャンプ最大の魅力です=12月27日、くるくまキャンプサイト(南城市)

焚き火を存分に堪能

突然ですが、キャンプ好きが一番待ち望んでいるシーズンはいつだか分かりますか? 実は今なんです! 「こんな寒い中キャンプ?」と驚くと思いますが、実は魅力がいっぱい。今回は、冬キャンプについてご紹介します。

冬キャンプの魅力その1は、夏に比べてキャンプ場の利用者が少ないので、人気の施設でも予約などが取りやすいという点です。

魅力その2は、暑くない! 汗をダラダラかかずにテントなどを設営できますし、虫が少ないのもうれしい点です。

そして魅力その3は、最近人気の「焚き火」を思う存分楽しめること。これこそが、冬キャンプの最大の魅力と言えるでしょう。冬は空気が澄んでいて、星空もきれいに見えます。その下で揺らぐ炎を見ながら、熱々のお料理を食べれば身も心も芯まで温まりますよ♪

 

テントや寝袋も冬仕様に

しかし、冬キャンプには注意点もあります。とにかく、しっかりと防寒することが大切です。常夏の沖縄とはいえ、冬の外の寒さを甘く見てはいけません! 自分のイメージより一枚多めに羽織るものを用意しておきましょう。服のほかに、ブランケットなどもあると便利。焚き火中の背中などの寒さ対策になります。

また、冬キャンプ用のギアもいろいろあるので活用しましょう。

まず、テントは「スカート(地面とテントとの間に付いた布)」があるものを選びましょう=下写真。外からの冷気の侵入を防ぎ、内部の暖かさも逃がしません。また、「ベンチレーション(テント上部の換気用の窓)」が付いていると、テント内でストーブが使用できます。換気ができるので一酸化中毒を防ぎます。

冬キャンプ用のテントは、テントと地面の間をカバーする「スカート」が付いているものを選ぶと、外からの冷気を遮断して内部の暖かさも逃がしません


私が冬キャンプを楽しむ時に欠かせないのが冬用の厚手の寝袋と湯たんぽ。これで結構、朝までぬくぬくです


持ち運びできるアウトドア用のストーブも愛用。左が石油(灯油)ストーブで、右がカセットガスストーブ

さらに、「コット(簡易式ベッド)」の下にマットを敷いて地面の冷気を遮断。そして自分の体温を逃さないよう「シュラフ(寝袋)」も冬用の厚手のものを選びましょう。

私は冬キャンプをする際、寝る前にお湯を沸かしてホカホカの湯たんぽを用意。足元に置いています。火をつけっ放しにせずとも朝までぬくぬくなので安心ですよ。

防寒対策をしっかりとすれば、冬キャンプは魅力がいっぱいです。ぜひ楽しんでくださいね。

よなみね・やすたか
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。店舗は那覇市曙1-8-10、電話098・867・3359
www.ysp-nahaakebono.com

毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1879号・2022年1月7日紙面から掲載

地域情報(街・人・文化)

タグから記事を探す

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2122

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る