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2021年7月30日更新

[豊かな暮らしとエネルギー②]性能向上で安全・省エネ|教えて沖縄ガスさん! 沖縄県内のガス事情

エネルギーを取り巻く環境は脱炭素へと向けて加速。家庭のエネルギーは自分たちのライフスタイルに合わせて自由に選べる時代になってきた。その選択時のヒントとなるよう、エネルギーを供給する事業者に県内のエネルギー事情を聞く本コーナー。今回はガス編。給湯や調理に欠かせず、県内の家庭で消費するエネルギー源の3割弱を占めるというデータもある。「いいんでガス!」でおなじみ、県内で多種のガスを取り扱う沖縄ガスにガス事情を聞いた。

Q.家庭用ガスにはどんな種類がある?

A.都市ガスとプロパン エリアや原料に違い

家庭用ガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類。安全装置でもある計量器の種類、ガス漏れ警報器の設置位置などが異なり、供給開始時にダブルチェックを行っています。

都市ガスは液化天然ガスを原料に、地下に埋設されたガス導管を通して各家庭に供給。那覇市内を中心に、豊見城・浦添・西原・中城などの一部に導管が整備されています。琉大附属病院の移設先でもある宜野湾西普天間住宅地区にも延伸。大規模な需要があっても安定的な供給ができるようにしています。

都市ガスは初期コストがかかるものの、ガス切れの心配がなく、ガスボンベの設置スペースがいらないといった特徴があります。

一方、各家庭でよく見かけるガスボンベはプロパンガスで、県内に約200社の供給会社があります。プロパンやブタンを主成分とした液化石油ガスを原料に、ボンベで個別に供給します。沖縄ガスの供給エリアは本島中南部。ボンベ交換時に点検も行うので安心・安全、臨時供給もしやすいという特徴から、避難所などでの需要もあります。




 


Q.利用者はどこに魅力感じる? 最近のガス機器の特徴は?

A.培調理性の良さに魅力 多機能で家事時短も


火加減が目で見て分かる、加熱にムラがなく鍋全体に熱が回りやすいことなどから、料理好きな方に好まれています。最近のガスコンロは安全性が格段に向上。2008年に全口への安全センサー搭載が義務化となり、消防庁のデータによると、その後のガスコンロを起因とする火災件数は、大幅に減少しています。

ショールームでの料理教室で「最新型コンロにはこんな機能もあるの?!」と参加者から驚かれるのが、湯沸かし機能などの充実した便利機能。火加減を自動調節するので、家事の時短化にも一役買っています。

ガスの消費量が比較的多い給湯器も、排熱を再利用することで省エネ性が向上しています。家電を買い替えるのと同じように、最新のガス機器に替えると省エネ・節約につながります。


三つの「安」でガス供給

ガスの優れた点を知ってもらうため、沖縄ガスでは、ガスで快適な暮らしを提案。新築される方々へはもちろん、すでにガスを使っている方々の困りごとなどもサポートしています。灯油式ボイラーや電気式温水器などからの切り替えによるCO削減の提案も行っています。

これからも安心・安全・安定の、三つの「安」で良質なガスを届けて、地域社会の発展に貢献していきます。


 最新・おすすめのガス機器を紹介!



◆ガラストップガスコンロ 手入れ楽で便利機能も充実
「Siセンサー」という安全装置を全口に搭載。鍋底の温度が約250度以上になると自動で火を止める調理油過熱防止、吹きこぼれなどで火が消えるとガスが止まる立ち消え安全機能などがあり、調理時の安全性がアップ。

天板に強化ガラスを使ったガラストップのガスコンロは汚れが付きにくく手入れしやすい。湯沸かし機能や自動炊飯など便利な調理機能で家事の効率化に一役。スマホと連携しメニューに沿って火加減を自動調整する機能もある。



 
◆ガス衣類乾燥機 共働き・多子世帯に人気
ガス衣類乾燥機は電気式と比べて短時間でふっくら乾くのが特徴。5㌔の洗濯物が約52分で乾くという。口コミなどで人気に火が付き、共働きや子どもの多い世帯のほか、オール電化住宅でも利用が増えている。


 

◆ガス給湯器 すぐお湯が出て環境にもやさしい
ガス給湯器はすぐお湯が出るのが特徴。「エコジョーズ」は今まで捨てられていた排気ガスの熱を再利用して効率よくお湯を沸かすので省エネ、光熱費の節約にもつながる。CO2排出量は従来のものと比べて約13%削減できるという。


 
◆家庭用燃料電池 ガスで電気とお湯を同時につくる
家庭用燃料電池「エネファーム」は、ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電する。その際発生した熱を利用して同時にお湯も沸かす優れもの。最大700㍗の電力を24時間発電。家庭の電気使用量の約7割がまかなえ、購入電力によるCO2排出量が年間約1.5㌧削減できるという。夏場の節電対策や停電対策にも。

 

 クリーンなガスで大規模需要に応える 

県内の産業支える多様なエネルギー供給

中城バイオマス発電所(運営・沖縄うるまニューエナジー(株))。再生可能エネルギーの使用でCO2削減に寄与する

沖縄ガスは県内で唯一、4種のガスを取り扱うエネルギー会社。天然ガス、LPガスに加えて、クリーンなガスの活用にも尽力する。糸満市浄化センターで発生したバイオガスを活用した発電と廃熱の有効利用。那覇市では温泉から発生する水溶性天然ガスを活用したエネルギーシステムを構築するなど、地産地消かつ省エネ性の高いエネルギー事業で地域に貢献する。

今月からは沖縄ガスも参画している、バイオマス発電所が運転を開始。再生可能エネルギーであるパームヤシ殻などのバイオマス燃料を使い、約5万㌔㍗発電。契約企業や一般家庭などに向けて電気を供給する。

取材/川本莉菜子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1856号・2021年7月30日紙面から掲載

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好奇心が行動源。まち歩きで面白いことを発見した時に興奮し、脇目振らずに追いかけて迷子になること多し。人が住む・暮らす場所にある歴史、知恵、繋がりの面白さを見つけて発信していきたいです。よく県外出身かと聞かれますが、生粋のウチナーンチュです。

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