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2020年11月20日更新

withコロナ時代の空間づくり(掃除編)

コロナ禍で、住まいやオフィスなどの空間も変化を余儀なくされた。新たに「消毒」や「ソーシャルディスタンス」「非対面」も必須条件となった“withコロナ時代”の空間づくりについて、掃除のプロと建材の専門家に教えてもらった。


ウイルスを撃退する掃除方法を、㈱一球さんの金城一代表に教えてもらった。

誤った掃除法は「菌を広げる」

よく触れる部分考えて

新型コロナウイルス第三波への警戒が続く中、多くの人が敏感になっている「消毒」。
だが、アルコールで拭けば十分と思っていないだろうか。

「拭き方に注意しないと、逆にウイルスを広げてしまう恐れもあります」と、除菌清掃サービスを行う㈱一球さんの金城一代表は話す。

最初にマスクや手袋を装着。そして「いきなり消毒剤をスプレーするのではなく、まずはホコリや汚れを落としましょう」。

その後、消毒を行う。消毒剤は、塩素系漂白剤や家庭用洗剤を薄めた物、または消毒用アルコールなどを使う。消毒剤の詳しい情報は「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ」から確認できる。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

「それらを布巾にムラなく染みこませて固く絞り、拭き掃除をします。この際、マイクロファイバークロスを使うのがおすすめ。繊維が細かく、菌やウイルスも除去しやすい。ホームセンターや百円均一ショップでも売っていますよ」と話す。

拭く際は「必ず一方向に行うこと! 往復するとウイルスを広げてしまいます。広い面なら一筆書きの要領でS字に拭いても良いです」。

拭き掃除をする際は、必ず一定方向に行う。往復させるとウイルスや菌を広げることになってしまう。「ウイルスを一カ所に集めるというイメージでやると良いでしょう」と説明する 広い面を拭く時はS字を描くようにする。「一度拭いた場所を重ね拭きしないことが大切です」と金城さん


クロスは同じ面を長く使わないことも大切。「私はクロスを四つ折りにし、4人がけのテーブル一つ分くらい拭いたら、面を変えるようにしています」

(上)クロスを四つ折りにして4人掛けのテーブル一つ分くらいの面積を拭いたら、布をめくるようにして面を変える。(下)「クロスには、だいたいタグ=赤丸=が付いている。タグが右下に来るようにして四つ折りにしておけば、タグが見えたら最後の面ということが分かる」


よく触れるところを中心に拭いていく。「ドアノブや電気のスイッチ、蛇口、テーブルなど。テーブルや机は、椅子を引くときに縁や裏側にも触れているので拭くことをおすすめします」
「使ったクロスは普通の洗濯物とは別にしてハイターなど塩素系漂白剤を使って洗いましょう」
最後に「手袋を脱ぐ際、表面には、素手で触れないよう注意してください。手首の部分に指を引っ掛け、裏返すように脱ぐと良いですよ」とアドバイスした。

手袋を脱ぐときは、表面を素手で触らないようにする。まずは左手の中央部分をつまんで裏返しながら脱ぎ、右手で丸めてもっておく。そして左手の親指を右手袋の手首にひっかけて=写真、裏返しながら先の左手袋を包むようにして脱ぐ。

プロにお願いするのも手


除菌清掃を伝授してくれた㈱一球さんは、一般家庭や店舗などの「ウイルス抗菌サービス」も行っている。金城さんは、(公財)国際医療福祉教育財団が認定した環境衛生士・大城優也さんから掃除方法の指導を受けた。プロの技で除菌清掃をし、光触媒バリアコーティング剤「keskin(ケスキン)」を塗布して仕上げる。ケスキンは光に当たることで菌やウイルスを分解する。「室内の弱い光でも大丈夫。一度塗布すれば15年効果が持続する」と金城さんは話す。
㈱一球さん 電話098・953・7681
http://193.okinawa/

 

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