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2020年6月12日更新

BACK TO THE タイムス住宅新聞①-2|第500号から

2020年7月、週刊タイムス住宅新聞は創刊35周年を迎える。そこで今まで発行してきた全1797号の中から、印象的だった記事や面白かった記事を紹介する。
初回は創刊号と第500号をピックアップ。過去の記事から当時の世相を振り返る。

1995年4月7日発行(第500号)

第500号と比較 建築費は35年で倍に





僕が気になったのは、第500号の記念特集として掲載されていた「沖縄のマイホーム建築の実態」の記事。沖縄振興開発金融公庫による「マイホーム新築資金利用者調査報告」を基にしたもので、1985年度から93年度にかけての県内の同資金利用者の年齢や世帯月収、敷地・住宅面積、建築工事費用、1平方㍍当たりの工事単価といった項目の平均値などがまとめられている。

例えば敷地面積は、85年、93年ともに356平方㍍だったが、住宅面積は104平方㍍から119平方㍍へと増加。それに伴い、1平方㍍当たりの工事単価は、85年が14万9千円だったのに対し、93年には21万8千円となっている。建築工事費も、85年は1千555万円だったものが、93年には2千593万円となっており、1千38万円増加している。

現在のデータとして、住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」によると、2018年度の県内注文住宅の敷地面積は326.9平方㍍、住宅面積は114.9平方㍍。建設費は3千336万円、1平方㍍当たりの建設費は29万円となっている。

敷地・住宅ともに面積は減少している一方、18年の建築費は93年の約1.3倍、85年の約2倍に増加していることが分かる。ちなみに世帯月収も、85年は31万8千円、93年は45万8千円(年収549万6千円)、18年は53万3千円(年収639万3千円)と増加している。







現代を予言?



第500号からもう一つ。インターネットが普及し始めようとしていた1995年に、「在宅勤務」「遠隔授業」「ビデオ・オン・デマンド」「遠隔医療」といった、「マルチメディア時代」に普及するであろう生活様式を紹介する記事を見つけた。今年のコロナ禍で注目を集めたものなど、まさに現代を言い当てている。

また記事には、「通信ネットワーク」を通じてさまざまな情報の伝達が行われ、「一方的な情報の消費者でしかなかった人たちが、一転して情報の発信者になる」とある。ブログやSNSのことのように思える。

5Gがスタートしたばかりだが、通信技術は加速度的に進歩している。数十年後の未来を見据えた記事を書くのも楽しそうだ。

 

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出嶋佳祐

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編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。

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