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2015年10月9日更新

外壁・内装の塗装|よしみじいちゃんのRな暮らし[7]

塗装は時間がたつと色落ちし、汚れも目立ちがち。しかし塗り直せば、見た目も気分も変わる。よしみじいちゃんは「下から上に向かって、ローラーブラシでゆっくり塗るのがコツ」とアドバイスする。

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焦らずコロコロ 下から上に塗装

壁や天井を塗装すると、見た目がきれいになり、気分も変わります。実は自分で手軽にできるんですよ。

僕が使うのは伸びが良く、扱いやすい水性塗料。色も豊富で、混ぜて好きな色を作ることも可能。コンクリートや木のほか、アルミサッシに塗ったこともあります。水をはじき、屋内外どちらにも使えるのがいいですね。

そして、ローラーブラシ=下写真=で塗ります。数十年前、はけを使っていたときは、むらが出やすい上、天井を塗る際にポタポタと塗料が落ちてきて大変だったことを思い出します。
コツは液垂れしないように下から上に向かって塗ること。急いでブラシを動かすと、自分にも塗料がはねるので気をつけて。
また、作業は天気の良い日にしましょう。湿気が多い梅雨時季などは、塗料が乾くのに2週間ほどかかることもありました。
作業は単純なので子どもでもできます。実際、やりたがる子も多いですよ。暑さも和らいできましたし、子どもたちと一緒に塗ってみてはいかがでしょう。


塗りむらができないよう、ゆっくりとコンクリートの壁を塗る



幅10~15センチ程度のローラーブラシを使うと、細かい部分も塗りやすい


ブラシの持ち手部分を長くする付属品を使えば、高いところも安全に塗れる


自分で塗り直しているよしみじいちゃんの自宅

 

◆ 作業の手順


①養生

コンセントや床面といった塗料が付いてほしくない部分は、マスキングテープやビニール、段ボールなどを使って保護する

②塗料の調整

水性塗料を適当な濃さになるよう水で薄め、よく混ぜる。今回は14キロの塗料に約1・5リットルの水を入れた

③塗る

ローラーブラシで下から上に向かって塗る。一度乾かしてから二度塗りすると、むらなくきれいに仕上がる
 

◆ワンポイントアドバイス


翌日に持ち越すなど、作業を一時中断するときは、ブラシを水につけておきましょう=写真。そうすると、ブラシがペンキでカチカチに固まることなく、次回もすぐに作業を始められますよ。




柱の一部に塗った日付

自宅の柱や外壁なども自分で塗り直しており、その際、塗り直した日付を書くようにしています。日記をつけたり、よくメモをとるので、その流れでなんとなく書き始めた気がします。でもふと見たときに「前回塗ってからこんなにたってるんだ」と気付いて、塗り替え時期の目安になっているのでいいですよ。それと同時に、「このときは孫たちに手伝ってもらったなぁ」など思い出すきっかけにもなっています。


デッキ部分にメモされた作成日や塗り直した日付。柱や壁など随所にメモ書きがある



「よしみじいちゃん」こと、真栄平義己さん(78)
エコマール那覇プラザ棟(南風原町新川641)内の「再生工房」で、家具などの修理を担当。29日には、写真に手書きの文字を添え、自由な形でレイアウトする「スクラップブッキング」という手法でアルバム作りを実施。
午前10時~正午。要予約。詳しくは同プラザ棟に問い合わせ(電話=098・889・5396) 。
ホームページはhttp://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/haikibututaisaku/20141222purazatou.html

 

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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「よしみじいちゃんのRな暮らし[7]」第1553号・2015年10月9日紙面から掲載



 

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