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2015年12月11日更新

廃材を使ったツリー|よしみじいちゃんのRな暮らし[8]

「クリスマス飾りに」と、よしみじいちゃんが提案するのは、廃材をリメークしたツリー。「ボンドを使って飾り付けていくと、面白い質感になる」とアドバイスする。

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 ボンド使い装飾 立体的な質感に


もうすぐクリスマスですね。ということで、今回はツリーをかたどったクリスマス飾りを、廃材を使って作ってみました。本体のベースはもともとベッドの底に敷く板。それを別のものを作るためにカットして、残った端材がたまたま三角形だったので「ツリーにちょうどいいじゃないか」と思い使いました。

やり方は板に木工用ボンドを塗り、飾りを付けるだけ。ボンドで貼り付けることで、ペンキとは違った、ボツボツした面白い質感が出せます。乾いた後、さらに上から重ねていくと、より立体的になり質感が強調されます。

ボンドはこれまで木の接着や修理にしか使わず、こういう使い方は初めてだったのですが面白いですね。幅広く使えるところが、まるで何でもこなす「ジェームズ・ボンド」みたいです(笑)。

注意するのはボンドが完全に乾くまで板を寝かせたままにすること。乾く前に立ててしまうと、せっかくきれいに並べた飾りが垂れてしまいます。

子どもでもできるので、オリジナルのツリーを一緒に作ってみるのも楽しいと思いますよ。


クリスマスツリーをかたどった飾りと、サンタクロースのようなひげを蓄えたよしみじいちゃん
 

◆ 作業の手順


①ボンドを塗る

板にたっぷりのボンドを塗り、満遍なく広げる

②砂をまぶす

ボンドが乾かないうちに、下地となる砂をまぶす

③砂の調整

乾いたら余分な砂を落とす。その上からボンドで飾りを貼り付けていく
 

◆ワンポイントアドバイス


回は色付きの砂を全体にまぶして、割れた琉球ガラスのかけらで文字や模様を描きました=下写真。一部には海砂も使っています。琉球ガラスは色が鮮やかでいいですよ。色砂の代わりに、今回土台を飾るのに使った造りもののコケを敷き詰めても、木の雰囲気が出そう。また、今回は本体のベースに木の板を使いましたが、発泡スチロールなどでも大丈夫でしょう。身近にある素材で作ってみてください。



光の演出を手作り

瓶のかけらでランプシェード

クリスマスの雰囲気を出すアイテムとして、ランプシェードはいかがでしょう。僕が作ったのは、浜で拾ったビーチグラスを、ボンドでペットボトルに貼り付けたもの。浜に落ちているビーチグラスは茶色や緑が多いのですが、ときどき見つける赤や黄色などのカラフルな色のビーチグラスが明るい雰囲気を出すのに重宝します。

このアイデアは、以前、ペットボトルを使ったアート展に行って思い付きました。また、僕が働くエコマール那覇プラザ棟に、リサイクルの啓発用として展示されている、ガラス瓶を砕いた「カレット」=下写真=をいつも見ていたのもヒントになったと思います。


よしみじいちゃんが作ったランプシェード。幻想的な雰囲気から「カレットのファンタジー」と名付けた



「よしみじぃちゃん」こと、真栄平義己さん(78)
エコマール那覇プラザ棟(南風原町新川641)内の「再生工房」で、家具などの修理を担当。ものづくりが好きで、いろいろティーガンマリしながら身に付いたアイデアと技で、捨てられた家具に命を吹き込む。
「再生工房」への問い合わせは(電話=098・889・5396)  。
ホームページはhttp://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/haikibututaisaku/20141222purazatou.html
 

イス座面の上張り|よしみじいちゃんのRな暮らし[9]


外壁・内装の塗装|よしみじいちゃんのRな暮らし[7]



毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「よしみじいちゃんのRな暮らし[8]」第1562号・2015年12月11日紙面から掲載

 

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