DIY
2019年12月13日更新
ようこそ♪DIYの世界へ 木目の向きは一定に
#21 今回は読者の声に応えて、「靴箱」を作ります。外側から棚の中まで、木目の向きをそろえるのがポイントです。
靴箱をつくる
▲靴箱
使う道具
・電動丸ノコ(のこぎり)
・のこぎり(アサリ無し)
・鉛筆
・金づち
・ドリルドライバー
・ドリルビット(錐、ダボ錐)
・メジャー
・クランプ
・木工用接着剤
・差し金
・紙やすり
材料
・パイン集成材(厚さ18ミリ×幅910ミリ×長さ1820ミリ)…1枚
・針葉樹構造用合板(厚さ12ミリ×幅910ミリ×長さ1820ミリ)…1枚
・杉材(厚さ7ミリ×幅30ミリ×長さ2000ミリ)…1本
(厚さ7ミリ×幅30ミリ×長さ1000ミリ)…1本
・ビス(長さ20ミリ、太さは指定なし)…16本
・スリムビス(太さ3.3ミリ)
長さ25ミリ…4本 長さ40ミリ…6本 長さ50ミリ…12本
・ダボ(直径8ミリ×長さ30ミリ)…6個
正面図
断面図
木取り図
※単位はミリ。パーツの間の「5ミリ」はノコギリなどの刃の厚みを示す
※図中の波線( )は木目の向きを示す
▲【パイン集成材】
【杉材】
▲【構造用合板】
幅木は少し後ろに
今回はパーツのほとんどを1枚の集成材から取っています。集成材の板から材料を取るとき、配慮したいのが木目の向き。完成した時に、天板から、側板、底板、棚板まで、木目の向きが一定になるようにしましょう=下写真。ぐるりと回るようにすることで、自然な感じに仕上がります。
棚の下にゴミが入りにくくするために「巾木」(木取り図ではF)を取り付けました。取り付ける際は、人のつま先が家具に当たりにくくなるよう、ほかの面よりも少し後ろに下げるのがセオリーです。
また、家具造りのセオリーとして天板を本体よりも少し大きくしたほか、棚受けの部分(H)だけは、将来的に位置を変える可能性もあるため、あえて接着剤を塗りませんでした。
島袋清成(しまぶくろ・きよなり)/INTERIAN代表、インテリアデザイナー。家具デザインを得意とし、インテリアをトータルで提案する。トリップショットホテルズ・コザのリノベーションも手掛けた。
050-1240-4059
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編集/出嶋佳祐
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1771号・2019年12月13日紙面から掲載
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- 出嶋佳祐
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編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。