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2016年7月29日更新

水回り リフォームのヒント

住宅リフォームでニーズが高い水回り。今回は、使いづらく、老朽化していた浴室とトイレを改修した我如古さん(53)の事例と、リフォームを手掛けた中部修繕センターの宮城靖敏専務の話から、水回りのリフォームのヒントを紹介する。

設備と動線を一新

我如古さん宅 築53年

トイレや浴室、キッチンなどの水回りは、経年による設備や配管などの劣化やバリアフリーなどの点からリフォームする家庭が多い。中部修繕センターの宮城専務は、「設備や機器を新しくすることで見た目の印象が変わるのはもちろん、省エネ性や機能の拡充でより快適な暮らしが実現できます」と話す。

宜野湾市に住む我如古さんも、水回りをリフォームした一人。我如古さん宅は築53年の鉄筋コンクリート造で、浴室とトイレは住宅の東側、キッチンを抜けた先にあった。「来客が多い家。お客さまがトイレに行く際はキッチンを通るのでお互いに気を使いますし、ずっと気になっていました」と夫人(54)。

タイル張りの床に塩化ビニール製の浴槽のある浴室は、タイルのはがれや黒ずみがあり、浴槽と床の継ぎ目にはすき間も。「浴室の床下に水がたまっているのではと心配になり、リフォームすることにしました」。

実際、我如古さん宅では継ぎ目から浴室床下へ水漏れがあった。宮城専務は「築30年超の住宅でよく見られるケース。床下に水がたまるとシロアリ被害につながることもあるので、早めの対応をお勧めします。水漏れ予防にユニットバスは効果的です」とアドバイスする。


【リフォーム後】和室から玄関、トイレを見る。もともとは腰窓側が玄関の出入口だったが、南側(写真左手)に変えた。「ここが一番のお気に入り。ずっと見ていても飽きません」と夫人


【リフォーム後】玄関口から室内を見る。左がシューズクローク。飾り棚で裏手にあるトイレを目隠しする


【リフォーム前】リフォーム前の玄関は西向き。


【リフォーム後】出入口を南に変え、ポーチ上部は木目調のガルバリウム合板で仕上げた

念願の家事室も

我如古さんがリフォームで重視したのは、来客と家族の動線を分けることと家事のしやすさ。まず、トイレは玄関近くへの配置を希望し、4平方㍍増築。「昔から風水に関心があったので、気になっていた出入口の方角も西から南に変えてもらいました」と我如古さん。玄関には大容量のシューズクロークと、夫人の提案でトイレの出入口を目隠しするように飾り棚を設けた。

浴室はユニットバスに変え、トイレがあった約1畳の空間は多目的スペースに。「洗濯、掃除と楽に動けるようになって、家事が楽しくなりました」と夫人。
宮城専務は、「水回りをリフォームする際は、給水・給湯管の劣化や、排水管のつまりなども忘れずに確認を。メンテナンスすることで長持ちします」と付け加えた。


【多目的スペース】和式、洋式二つあったトイレを洗面・多目的スペースに変更。夫人が家事室として活用している。アイロンがけがしやすいよう、夫人の身長に合わせて棚も造り付けてもらった。既設窓を生かして明かりを取り込みながら、収納スペースも充実させた。


【リフォーム後 脱衣室+浴室】 リフォーム前はタイル張りだった浴室をユニットバスに変え、脱衣室を広くとって洗濯機を置けるようにした。左奥は多目的スペースになっている


【リフォーム前 トイレと出入口前のスペース

 

高まる便器の節水性

価格や工事の面でも比較的手軽に変えられることからリフォーム需要が一番高いというトイレ。宮城専務によると、便器は節水率が向上し、1回に流す水量は30年前の機器の約5分の1になっているという。「30年前の便器を3台取り換えて、水道料が半額になったケースも。ランニングコストを考えると初期費用はすぐにカバーできます」。


DATA
家族構成:夫婦、子ども4人
施工面積:31㎡(約9.3坪)
躯体構造:鉄筋コンクリート造
築年数:53年
工 期:1.5カ月
設計・施工:中部修繕センター
098-893-1199


 

商品紹介
SFAポンプ「サニアクセス3」
家中どこでもトイレ増設


2階はもちろん、クロゼットや階段下、部屋の一角など、住まいの好きな場所に大掛かりな工事不要でトイレの増設を実現したのが、フランスの水処理機器メーカーSFAが手掛ける「SFA ポンプ サニアクセス3」。
ポンプ内に内蔵されたステンレス製の高速回転刃がトイレからの汚水に含まれる排せつ物とトイレットペーパーを細かく粉砕し、下水管へ圧送する仕組み=上写真。通常、直径約75㍉㍍必要な排水管の太さも、20~25㍉㍍で済む上、垂直5㍍の高さまで汚水を送り出すことができる。これにより、汚水マスや排水管までの距離が長く、配管の勾配が取れないような場所でもトイレを簡単に増設することが可能に。
県内では、ジャパン建材株式会社沖縄営業所が取り扱い中。問い合わせは、同営業所 098-871-1580 まで。
 

編 集/比嘉千賀子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞 第1595号・2016年7月29日紙面から掲載


 

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編集者
住まいと暮らしの情報紙「タイムス住宅新聞」元担当記者。猫好き、ロック好きな1児の母。「住まいから笑顔とHAPPYを広げたい!」主婦&母親としての視点を大切にしながら、沖縄での快適な住まいづくり、楽しい暮らしをサポートする情報を取材・発信しています。

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