[企画]断熱・調湿優れて快適|幸健ホームが2020年に新たに展開―「ファースの家」|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

スペシャルコンテンツ

特集・企画

2020年1月3日更新

[企画]断熱・調湿優れて快適|幸健ホームが2020年に新たに展開―「ファースの家」

県内で木造住宅のほか「レンガの家」などの設計施工を手掛ける(株)幸健ホーム。2020年から新たに展開するのは、高断熱で調湿機能を持つ省エネ住宅「ファースの家」だ。同社代表取締役の玉城順一さんに特徴を聞いた。

「断熱性、調湿性に優れ、空気が家中を循環するシステムを導入した『ファースの家』を、県内で取り入れるのは当社が初めて。高温多湿な沖縄でも温度や湿度を整え、家全体に空気が循環することで快適な室内環境を実現する」と玉城さんは自信を見せる。ことし春には糸満市潮崎町の展示場でモデルハウスを公開する予定で、現在は構造見学会を随時開催している。


床下と屋根裏に秘けつ

同住宅は、(株)福地建装(北海道)が独自の部材を使って開発した「ファース工法」で建てる木造住宅。玉城さんは「快適な室内環境をつくる大きな秘けつは床下と屋根裏にある」と話す。

断熱材を壁面や屋根裏に入れるのは一般的だが、同工法では床下にも入れる。吹き付けタイプの内断熱材は、躯体木材の隙間にもしっかり入り込み、気密性も高めるという。その上にシリカゲルと同じ成分を主とする調湿剤と蓄熱パネルを敷く。「床下まで断熱材を入れて家中をすっぽりと覆うことで、外の暑さ寒さの影響を受けず室内温度が保たれる。調湿剤は湿気がたまるのを防ぎ、カビの原因となる結露が起きにくい」

屋根裏にはエアコンを取り付ける。エアコンで快適な温度に調整された空気をダクトで床下へ送ると、床下の蓄熱パネルが夏場は冷気、冬場は暖気の熱を蓄え、床冷暖房のような働きをする。「さらに壁の中にある通気層を通って、快適な温度の空気が家中を循環するから屋根裏のエアコン一つで家全体が同じ温度になり、光熱費が抑えられる」。部屋ごとの温度変化が少なく、局所的に冷えることもないから、ペットがいる家庭にもおすすめだという。


「ファースの家」のしくみ 

「ファースの家」は内・外の2重断熱で家をすっぽり包むことで、高い気密性で消費エネルギーを大幅に抑えられる。北海道から九州まで施工実績を持ち、優れた省エネ住宅を表彰するハウス・オブ・ザ・イヤーを多数地域で獲得。窓サッシは樹脂製でLow-E複層ガラスを使い、日射や遮熱を抑える。調湿剤は空気清浄、脱臭効果、シロアリを防ぐ効果もあるという。


厳しい省エネ基準満たす

「鉄筋コンクリート造が主流の沖縄では建築物省エネ法で定められる省エネ基準を現状では満たしにくく、基準が緩和される方向にある。一方で同住宅は緩和前の基準を満たし、太陽光パネルを設置すれば、エネルギー生産と消費がプラスマイナス0の住宅、ZEH住宅にもなり得る。厳しい基準を満たし、より快適な省エネ住宅を県内に広めていきたい」と玉城さんは意気込んだ。



代表取締役 玉城順一さん


問い合わせ/
(株)幸健ホーム
098‐869‐8923


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1774号・2020年1月3日紙面から掲載

特集・企画

タグから記事を探す

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:827

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る