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2018年2月9日更新

物件見学 スマホでリアルに体感|気になるコト調べます!㉝

中部興産(株)は1月、パソコンやスマートフォンからバーチャルリアリティーで賃貸物件を見学できる「3D内覧システム」を導入した。新垣博孝社長は「画面の中を、実際の物件にいるように移動できるので、平面図と写真だけよりイメージしやすい。内覧の時間と費用を節約でき、物件探しの効率化も図れる」と話す。


3D内覧システムを使っているときの画面。画面をクリックして移動したり、向きを変えたりできる(いずれの写真も興産アメニティ提供)

体感的にイメージ 物件探しの時間と費用も節約

中部興産が3D内覧システムを導入

撮影データで色や質感リアル

3D内覧システムは、室内を特殊なカメラで撮影し、その情報を3Dデータ化することによって、自宅のパソコンやスマートフォンの画面の中で、その場にいるように室内を自由に移動しながら、あらゆる角度で部屋の様子を確認できるシステム。場所が気になるコンセントやスイッチ類を拡大するなど、隅々まで見ることができるので、それぞれが求める情報を得やすくなる。

これまでも設計図やパースなどを基に立体的なイメージを確認できるシステムは県内でも活用されてきたが、撮影データを基に3Dデータ化して内覧できるシステムは県内初。写真なので内装の色や質感などが、よりリアルに分かる。

さらに、赤外線を使って正確な位置関係を計測しているため、画面上でつないだ任意のポイントとポイントの間の距離を確認することも可能(現在は店頭からのみ対応)。窓枠のサイズを測って事前にカーテンを購入したり、手持ちの家具が部屋に入るかを確認するなど、引っ越しの準備に役立つ。将来的には個人のパソコンなどからでも計測できるようにする予定だという。さまざまな角度から部屋全体を俯瞰して見渡すこともできるため、部屋の配置も把握しやすい。

新垣社長は「これまでは平面図と写真で物件を紹介してきたが、詳しい情報を提供するには何十枚もの写真が必要だった。このシステムだと、歩いているようにバーチャルで物件を体感できるので、よりイメージもしやすい」と話す。
 

店頭でのやり取りスムーズに

3Dデータはホームページ(http://www.chubu-kosan.co.jp/)上に公開されており、インターネットに接続されているパソコンやスマートフォン、タブレットなどがあれば利用できる。そのため自宅にいながら物件の絞り込みも可能だ。「特に近年は県外や海外からの問い合わせが多い。実際に物件を見学するとなると、2~3日程度の時間と、宿泊費や交通費などの費用がかかってしまうが、それらの節約にもなる」。

事前に物件を絞り込むことで、利用者の店頭でのやり取りがスムーズになるだけでなく、同社にとっても同行案内が減るため業務の効率化になり、その分ほかのサービスの強化も図れるという。

新垣社長は「20代や30代のデジタルネイティブ世代が顧客の中心になっていく中、昨年にはITを活用した重要事項説明が本格的にスタートするなど、ニーズも変化してきた。今後も利便性を向上させ、喜んでいただけるようなサービスを提供していきたい」と力を込めた。

現在、3Dで見られる物件数は約20件(2月5日現在)。同社が管理する空室物件から、月に30件程度ずつ増やしていく予定で、年度内に合計100件以上にすることを目指している。



部屋全体を俯瞰して見渡すことで、部屋の位置関係などが把握できる


任意に選んだポイントとポイントの間の距離を計測できる(現在は店頭からのみ対応)。引っ越し準備などに役立つ


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編集/出嶋佳祐
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1675号・2018年2月9日紙面から掲載

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スタッフ
東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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