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2022年5月20日更新

[沖縄]不動産を買いたい時の 「物件選びとファイナンシャルプラン」|女性のための不動産navi②

文・加納彩加 (有限会社とまとハウジング不動産売買エージェント)
こんにちは! 沖縄クチコミ不動産とまとハウジング(R)不動産売買エージェント加納彩加です。ヒトスタッフ8人+ネコスタッフ2匹が働いている不動産&軍用地売買専門会社とまとハウジングスタッフによるリレーコラム、第2回のテーマは「不動産を買いたいとき! 物件選びとファイナンシャルプラン」です。

ライフプラン立てることから

早速ですが不動産の購入を考えたとき、皆さんは何から始めますか? 「とりあえず不動産会社のHPやポータルサイトなどを見て物件を探した方が良いのかな?」「銀行に相談に行ってみた方が良いのかな?」など、悩まれる方も多いのではないでしょうか。



家計知る女性の視点は不可欠

もちろん物件探しも銀行への相談も物件購入への大事な道のりですが、まず始めの一歩として、次の二つのポイントから始めてみることをおすすめします。

(1)ライフプランを立てよう
ご家庭の現在の家計内容を把握し、大まかでよいので、今後のライフプランを立てることが大切です。現在の資金状況(預金の有無など)、何歳まで収入が見込めるのか(現在の年収、共働きなのか)、今後大きな支払いなどがあるのか(子どもがいる場合は学費など)など、家族構成、年齢など家庭によってさまざまです。

(2)月々無理なく支払いできる金額を把握しよう(購入予算を決めよう)
家計内容を把握し、大まかなライフプランが立てられたら、毎月無理なく支払いできる金額を計算しましょう。無理のない返済比率は、一般的に年収に対する20%~25%程度になります(返済比率=毎月の返済額×12カ月÷年収×100)。できるだけ多く借りたいと考えてしまうかもしれませんが、住宅ローンは何十年も返済が続きます。将来のことも踏まえて返済比率は余裕をもって考えておくことが大切です。

何千万円という大きな金額を前述の(1)や(2)の作業を通じて、現在の生活状況や将来に落とし込んでいくことで、より具体的に不動産購入のイメージも固まります。そのためには家計を任されていることも多い女性の視点や感覚も、不動産購入を判断するのに大切な要素だなと、お客さまと一緒にプランを作りながらいつも感じています。




物件選びは優先順位決めて

毎月無理のない返済金額を把握し、大まかな購入予算が決まったら、いよいよ物件探しです。「立地・周辺環境」「価格」「中古住宅か新築か」「一戸建てかマンションか」などまずは、希望の条件などを書き出していきましょう。

ポイントは、優先順位を決めることです。すべての条件を満たす物件を探すことは難しいので、家族で「これだけは譲れない」「ここは大切にしたい」など優先順位をつけて物件選びをしていきましょう。大体7割程度満足できる物件であればOKくらいの気持ちだと物件選びの幅も広がります。

(1)まずは立地・周辺環境をチェック
物件の周辺環境は、見学時だけでなく、住んだ後をイメージして曜日(平日・休日)・時間(朝・夜)・天気(晴・雨)など条件を変えて確認してみましょう。

(2)建物の状態をチェック
中古住宅を購入する場合は、建物の状況・不具合の箇所などを確認しましょう。現在は、建物状況検査(ホームインスペクション・専門知識を持つプロの検査員による)を行っている物件も増えてきています。売り主様買い主様双方の安心につながるよう、とまとハウジングでは販売開始時に検査を行い、建物の状態を報告書でご案内できるように努めています。

また、マンションの場合は、室内(専有部分)の状態はもちろんですが、エントランスや廊下などの共用部分の状況もぜひチェックしましょう。管理組合がしっかり機能しているか、大規模修繕計画はあるか、管理費等の滞納などはないかなども要チェックです。

次回は、不動産購入には大切な「住宅ローン」についてです。

執筆者
加納彩加(かのう・あやか)
かのう・あやか/1988年生まれ。浦添市出身。学生の頃から建物やインテリアに興味を持ち、猫が好きなこともあり、初代チャイ部長の求人広告をみて大学卒業とともにとまとハウジングに入社。

https://www.tomato-okinawa.com/

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1898号・2022年5月20
日紙面から掲載

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