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2022年3月4日更新
【沖縄】暮らしにアウトドア⑫
沖縄ヤマハ(那覇市曙)の店内でアウトドアグッズコーナー「燈人」を担当する與那嶺康貴さんがアウトドアギアを紹介します。
オートバイでツーリングキャンプ
キャンプのスタイルにはいろいろありますね。オートキャンプ場で一泊するファミリーキャンプや大自然の中で最小限のアイテムで過ごすブッシュクラフトキャンプ、荷物をとことん軽量化して山登りするU L(ウルトラライト)キャンプなど…。今回はその中でも、オートバイで目的地まで出掛けてキャンプする「ツーリングキャンプ」を紹介したいと思います。
とは言いましても、大きなバイクというわけでもなく、今回は「原付き(50cc以下)」でもできるツーリングキャンプです。私の愛車「ヤマハボビィ(同い年の1976年製)」に頑張ってもらいました。
愛車と一緒にツーリングキャンプへ! バイクショップでは人気のバイクをレンタルしているところもあるので、借りてみるのもおすすめ
荷台にしっかり固定
本当は、この連載当初からずっとやりたかった企画「オートバイごと那覇港から乗船。離島でツーリングキャンプ」をしたかったのですが、コロナ禍で見送りました。そこまで長距離を走らないので、原付きなど小型バイクでもエンジン負担も少ないです。また、オートバイがあれば離島内での移動が楽。そして車よりも船に積み込む料金が安いのが魅力。もう少し落ち着いたら実現させたいです。いつかこの連載で紹介できるといいなと思っています。ということで今回はその予行練習です。今回、ツーリングキャンプで用意したものは以下のとおり。
①「キャリア(荷台)」フロント(前)やリア(後ろ)に荷物を乗せやすくするフラットな荷台。キャリアを装着すると積載量が増え、荷物も固定しやすくなります。今回はフロントにはテント、リアにはクーラーボックスや焚き火用の薪、くつろぐためのマットなど、一泊の本番さながらのパッキング(小分けして積載すること)でツーリングしました。
②「サイドバッグ」同行した友人のバイクは、後部にキャリアを取り付けにくい形状だったので、サイドバッグを装着しました。
③「荷物固定ベルト」キャリアに乗せた荷物がずれたり落ちたりすると危険なので、しっかりと固定します。ネットやコード、ベルトを使いましょう。私は耐荷重の高いベルトで荷物を固定しました。バックルで簡単に調整可能です。
私のバイク(上)は、前後にキャリアを装着して荷物を載積。友人のバイク(下)は横に載積した
重ねて畳んで荷物小さく
バイクを走らせ、目的地に到着。どれだけのものを持ってきたか荷物を全部出して並べてみます。背負ってきたリュックを含め、これだけ出てきました!=下写真。コンパクトでスタッキング(重ねて収納)可能な鍋や、折り畳める焚き火台などがあると重宝します。※今回は降水確率10%でしたので入っていませんが防水バッグカバーや雨具なども用意しておくとさらにいいです。今回は予行練習ということで、周りで楽しく焚き火や調理しているキャンパーさんがいる中、後ろ髪を引かれながら撤収したのでした。本当は、一泊したかったです。
オートバイでツーリングキャンプ。春先は暑過ぎず、寒過ぎず最高です。気持ちの良い風を感じながら海沿いを走ると、今までにない圧倒的な開放感! を味わうことができますよ。
テントや焚き火台など、これだけの荷物を小さくまとめて持っていった
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。店舗は那覇市曙1-8-10、電話098・867・3359
www.ysp-nahaakebono.com
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1887号・2022年3月4日紙面から掲載