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2021年10月1日更新

[沖縄]おうち時間 DIYで満喫②|料理にも興味広がる

高校3年生の島袋優人さん(18)は、コロナ禍で部活が休みになり、父親の趣味でもあるDIYに挑戦。親子で協力して庭にピザ窯キッチンを作った。

島袋さん親子が庭に作ったピザ窯キッチン。ピザ窯(右)は2層式で、火加減が管理しやすく、灰の掃除もラク。デザインはイタリア・ナポリを意識してカラフルに。優人さんは特にクラッシュタイル並べにこだわった。その後、調理台(左)、パーゴラも製作し、「男の調理場」に。完成してからは庭で食事をすることが多くなり、ピザやチキンの丸焼きなどを楽しむ。優人さん自身はレシピ本を買うほど料理に興味が広がった
島袋さん親子が庭に作ったピザ窯キッチン。ピザ窯(右)は2層式で、火加減が管理しやすく、灰の掃除もラク。デザインはイタリア・ナポリを意識してカラフルに。優人さんは特にクラッシュタイル並べにこだわった。その後、調理台(左)、パーゴラも製作し、「男の調理場」に。完成してからは庭で食事をすることが多くなり、ピザやチキンの丸焼きなどを楽しむ。優人さん自身はレシピ本を買うほど料理に興味が広がった


料理にも興味広がる

島袋 優人さん宅
2層式のピザ窯は奥で上下がつながっている。短かった煙突は、ダクトを曲げてパーゴラの上まで延ばしたことで火力がアップ。ミルク缶(左)などは母親の好みで集めているものだそう
2層式のピザ窯は奥で上下がつながっている。短かった煙突は、ダクトを曲げてパーゴラの上まで延ばしたことで火力がアップ。ミルク缶(左)などは母親の好みで集めているものだそう


家族で食事楽しむナポリ風デザインの2層式ピザ窯キッチン

高校3年生の島袋優人さん(18)は、コロナ禍で部活が休みになり、父親の趣味でもあるDIYに挑戦。親子で協力して庭にピザ窯キッチンを作った。「家で楽しいことといえば『食べることだよね!』って話になって。父は昔、ピザ屋さんで働いていたから、窯があれば家でも作ってくれるかなと思ったんです」と笑う。

作り方は雑誌や動画サイトなどから収集した。「使い勝手が良さそうだから」と譲れなかったのは2層式の造り。下段でまきを燃やし、上段でピザが焼ける。窯の上部はアーチ状にデザインしたが、「半円の型の上に耐火れんがを積むのが難しかった」と苦笑い。それでも細部までこだわりを反映。

それが見て取れるのが、カラフルなクラッシュタイルの装飾だ。「明るい色合いでイタリア・ナポリをイメージ。組み合わせを考えながら少しずつ貼った」というタイルは、角度や形を合わせて、素地のモルタルがほぼ同じ幅に見えるように敷き詰められている。「製作中は父とケンカすることもあったけれど、今ではおいしいピザが食べられて満足。友だちもたまに食べに来るんです」と笑う。
 
調理台のボウルはリサイクルショップで手に入れたもの。ハート形のモザイクタイルも一つ一つ並べた
調理台のボウルはリサイクルショップで手に入れたもの。ハート形のモザイクタイルも一つ一つ並べた

父親作のカトラリーボックス。引き出し式、上部が開いて取り出しやすい
父親作のカトラリーボックス。引き出し式、上部が開いて取り出しやすい


屋外は男の調理場

窯の後に調理台とパーゴラも製作。父親は「完成後は庭でよく食事するように。私や息子が料理するから妻は助かっていると思う。ピザのほか、チキンの丸焼きも窯でつくるよ」と話す。屋外は男たちの料理の腕の見せどころになっている。

今ではレシピ本を購入するほど料理にも興味が広がった優人さん。レシピを見ながら父親と、次は何をつくろうかと話すことも増えたという。「料理もだけど、またDIYで家族が楽しめる何かを作りたい」と優人さんはほほ笑んだ。


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文・写真/川本莉菜子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1865号・2021年10月1日紙面から掲載

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