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2016年3月11日更新

窓ガラス用シートを貼る|よしみじいちゃんのRな暮らし[11]

光の調整や紫外線カット、防犯用など、手軽で便利な窓ガラス用シートだが、貼るときに失敗することもある。よしみじいちゃんは「水でガラスをぬらしておくと、きれいに貼れる」とアドバイスする。

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水でぬらし調整 しわなく窓彩る


手軽に部屋の雰囲気を変えるとき、よく使うのが窓ガラスに貼るステンドグラス風のシート。

でも、貼るのは意外と難しいんですよね。僕も最初は空気がブツブツと入ってしまい、針で一つ一つ穴を開けて空気を出していました。シートの接着面がくっついて、グジュグジュとしわになることもあります。そんなとき友人から教わり、「いいね」と思ったのが今回の方法です。

コツはシートを貼る前に、窓を水でぬらしておくこと。シートが水の上を滑り、しわをのばしたり、位置の調整がしやすくなります。あとはゴムベラで、水と空気を外に押し出せば出来上がり。
家では幅90㌢、高さ140㌢のアーチ型の窓に貼っていますが、光が透けて見えるのがいい感じ。ときどき本物のステンドグラスと間違える人もいますよ。

シートは紫外線を軽減するものや目隠し用など多種多様。ガラス飛散防止用は子どものいる家庭や、防犯に役立ちそうです。車の窓用も含め、だいたいは今回の方法が使えるでしょう。他のガラス製品にも応用できるかもしれませんね。




シートのしわをのばしながら、中の空気と水を出すよしみじいちゃん

 

◆ 作業の手順


①シート裁断

窓ガラスのサイズに合わせ、シートをカットする

②塗料の調整

窓ガラスの汚れをきれいに落とし、霧吹きで水を吹き付ける

③水・空気を出す

シートの中に入り込んだ空気を、水と一緒にゴムベラで外に押し出す

④完 成

シートの外に押し出した水を拭き取れば作業終了
 

◆ワンポイントアドバイス

手順②で水を霧吹きで吹き付ける際、水200mlあたり中性洗剤を2~3滴ほど入れておくと、滑りが良くなって、より調整しやすくなります。また、シートを貼る部分よりも広い面積をぬらしておくのもコツです。


ペットボトルがすてきな花器に

普段は資源ごみとして捨ててしまうペットボトルですが、少し手を加えればすてきな花器になります=下写真。
手順は簡単。ペットボトルの一面に穴を開け、中に砂を入れて、穴に造花を挿すだけ。ポイントは穴を開けるときに、はんだゴテを使うこと。ペットボトルは熱で溶けるので、ラクに穴を開けられますよ=下写真。
カラー砂を中に入れれば、見た目も華やか。落ちても安心ですし、スペースに合わせて使うペットボトルの大きさを変えても良いでしょう。


ペットボトル製の花器


はんだゴテを使うと穴開けがラク



試行錯誤で 新たな発見

1年間の連載では、もともと知っていることの応用だけでなく、「次は何をしようかね~」と考えることもありました。でも、考えることで新しい発見につながったこともあります。「こうすればいいんだ」と試行錯誤するうちにひらめいたり、工夫が広がっていくのはやはり楽しい。どんな仕事でもコツコツ丁寧にやると、成果は見えてくると実感しました。これからも、今あるものを自分なりに役立てながら、暮らしていきたいですね。


=本連載は終了



「よしみじいちゃん」こと、真栄平義己さん(78)
エコマール那覇プラザ棟(南風原町新川641)内の「再生工房」で、家具などの修理を担当。ものづくりが好きで、いろいろティーガンマリしながら身に付いたアイデアと技で、捨てられた家具に命を吹き込む。
問い合わせは「再生工房」(電話=098・889・5396)  。
ホームページはhttp://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/haikibututaisaku/20141222purazatou.html


ススキでほうき作り|よしみじいちゃんのRな暮らし[10]​
 

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「よしみじいちゃんのRな暮らし[11]」第1575号・2016年3月11日紙面から掲載
 

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