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2021年1月22日更新

番外編「40代独身女性のマンション購入記(1)」|マンション売買そうだんfile

文・友利真由美 (株)エレファントライフ代表
自己資金あれば買い逃さない
マンションを購入するにあたって、資金計画のポイントや、準備しておくべきこととは?

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マンションを購入するにあたって、資金計画のポイントや、準備しておくべきこととは?


私ごとですが、住まいとしてマンションを購入し、引っ越してから1年がたちました。そこで今回から番外編として、マンションコラムを書いてきた当事者が実際に購入した時に、どんな準備をしたのか、どんな流れだったのか、実際今どう思っているかなどを3回に分けてお伝えしていきます。2021年こそマンションを購入したい! と思う方はぜひ参考にしてみてください。



40歳迎えて将来の住まいに不安
不動産のお仕事をしていますが、自分の住まいに関してはあまり興味を持っておらず、「賃貸のままの方がコスパいいよなー」と思っていました。

しかし、独身のまま40歳を迎えたことで、将来の住まいをどうするかが不安に。また資産形成という面から見ても、今のうちに取得していた方が無難だと判断し、住まい探しを始めました。ちなみに個人的な住みやすさや流動性(売却または賃貸のしやすさ)の面を考慮し、最初から一戸建てではなくマンションで検討しました。

仕事柄、物件を見る機会が多く、目が肥えていると自認する私だからこそ、限られた予算内で100点満点の物件を選ぶ難しさは十分に理解しています。そんな私が今回の購入に点数をつけるとしたら80点。若干の不満はあるものの、満足度の高い購入になったと自負しています。そこで今回は購入までに私が実践した準備についてお伝えします。



予算決めて物件選びスムーズに
まずは資金計画を立て、予算を決めます。毎月いくらなら無理なく返済できるか、また私の収入だといくら借り入れできるか確認しました。これでおおよその購入予算を決めることができ、物件選びがスムーズになります。

資金については、最初からフルローンで借り入れする予定でしたが、申込金や手付金などローンが下りる前に現金で支払う必要がある費用を考慮し、自己資金400万円を準備しました。準備資金があることで、良い物件に出合えた時にすぐに動けます。不動産購入の鉄則です。


流動性も条件に
次に、物件に求める条件の洗い出し。私の場合は将来の流動性を踏まえた上で、満足度を高めるための個人的希望も書き出しました。

限られた予算の中で全ての希望条件を兼ね備えている物件は存在しません。だからこそ、それぞれの条件をしっかり書き出し優先順位をつけていきました=上図参照。


30分で購入申し込み
新築も中古も見ていましたが、いまいちピンとくる物件に出合わずに2年が経過しようとしていました。そんなとき、とある新築マンションの広告に「これは!」と反応。希望に近い間取りの部屋はラスト1戸だったこともあり、モデルルームを訪れて30分で申し込みをしました。買い逃すことなく即断即決できたのは、事前の資金計画で予算を決め、購入条件を把握できていたからだと思います。

次回は申し込みから住宅ローン、引き渡しまでの流れをお伝えいたします。



 友利の結論 
・資金計画を立てることで予算を把握しよう
・自分が住まいに求める条件を書き出そう
・良い物件を買い逃さないために、ある程度の自己資金は準備しておこう
・100点満点の物件は存在しないからこそ妥協も必要と理解しておこう

ともり・まゆみ  (株)エレファントライフ代表。「沖縄マンション.jp」主宰。不動産専門ファイナンシャルプランナーとして不動産と相続の困ったを解決する日々を送る。 電話098・988・8247

これまでの「マンション売買そうだんfile」記事はこちらから。

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1829号・2021年1月22日紙面から掲載

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