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2021年2月26日更新

[35周年企画]R+house登川店㈲フロンティアーズ「ZEH+住宅」

木造2階建てのNさん宅は、外気の影響を受けにくく省エネ性能が高い「ZEH+(ゼッチプラス)住宅」。太陽光発電と蓄電池を備え「毎月の光熱費は10年間、ほぼ0円になる」と㈲フロンティアーズの伊藝代表は話す。アトリエ系の建築士がデザインを担当し、快適でおしゃれな空間を実現した。


白と紺色のさわやかな外観。国が推奨するゼロエネルギーハウス(ZEH※)のさらに上のランクであるZEH+の基準をクリアしている ※ZEHとは、構造や設備の工夫で省エネを実現し、太陽光発電などでエネルギーをつくり出して年間の1次エネルギー消費の収支をゼロにすることを目指す住宅。基準をクリアすると補助金が受けられる


機能性とデザインを両立
太陽光発電+蓄電池で災害にも強い


Nさん宅のデザインを手掛けたのは、「マイスターズクラブに所属する120人のアトリエ系建築士の中から、Nさんの好みとマッチングした建築士です」と伊藝代表は話す。

敷地面積は約35坪とコンパクトながら、2階建て約28坪の住居と2台分の駐車スペース、2・5坪のバルコニーを有する。クローゼット内に書斎を設けたり、小上がりの和室の下を収納にしたりと、スペースを無駄なく使って要望の空間を確保した。

また、隣家と近接することから日当たりの良い2階にLDKを配し、個室は1階にまとめた。


2階のLDKは和室まで一体となり、明るく開放的。ダイニングのそば(写真左側)には子どもたちのスタディースペースがある


小上がりの和室の下部は収納になっている

毎月の光熱費10年間0円
外気の影響を受けにくい造りもNさん宅の特徴だ。室温は冬場でも20度~24度、湿度は60%前後を保つ。「屋根や壁は断熱性が高く、熱気を排出しやすい工法を採用している」と説明する。特に熱の出入りの多い窓周りは厳重に対策している。「樹脂サッシや複層ガラス、さらにハニカム構造の断熱ブラインドを取り付けることにより、窓周りの熱の出入りをコントロールしている」

外の寒さをシャットアウトし、室内の暖かさを逃さない造りのため「2階建てのお宅ですが、エアコンは1台で十分。夏場も快適に過ごせる」と話す。太陽光発電と蓄電池を備えており、同社の試算では「毎月の電気料金が10年間ほぼ0円になり、長い目で見ると500万円以上お得になる」。また「台風などで停電しても、蓄電池があれば安心。災害にも強い住まいです」と話す。

コロナ禍で気になる換気については「換気扇を24時間稼働させることにより、エアコンの効率を向上させてカビやダニが発生しづらい快適空間をつくることができる」と説明した。

問い合わせは同社(098・934・6701)​


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1834号・2021年2月26日紙面から掲載

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