月初めのプチ掃除で頑固な汚れを予防しよう！｜プロが伝授 おそうじ術⑩

ハウスクリーニングを行う株式会社サンジュの宇江城雄斗代表が、さまざまな場所・モノのお掃除術を紹介する。今回は頑固な汚れを予防するために月初めに行いたいプチ掃除を紹介する。

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頑固でこびりついた汚れは定期的な掃除で予防できる。掃除を先延ばししないように、時期を決めるのが重要だ。
 

月初めのプチ掃除で頑固な汚れを予防しよう！

月初めに行いたい掃除5選

2025年になりました。今年もよろしくお願いします。今回は、「月初めに行いたいお掃除のあれこれ5選」です。

年数を重ねて固く染みついた汚れは通常の掃除では落ちません。自宅をきれいに保つ上で重要なのは頑固な汚れになる前に予防することです。いつかやろう、と先延ばしにしないように「月初めにやる！」と決めて、まめにプチ掃除をすることをオススメします。

今回は月初めに行いたい掃除5選を紹介します。

①洗濯機
外側からは確認しずらいですが、洗濯槽は湿気がたまりやすく菌が発生しやすいです。また衣類の汚れや洗剤残りなども合わさってカビの発生にもつながります。放置し続けていると、洗濯槽にカビがびっしり！ということも。1～2カ月に1回はお手入れしましょう。

②電子レンジ
食べ物を温める際に使用した電子レンジですが、定期的に拭き掃除をしていますか？ 電子レンジは加熱時に飛び散った食品汚れや蒸気が蓄積しやすいです。放置すると、臭いの原因や菌の発生につながり、レンジ内の上部が真っ黒という場合も。最低でも月に1回はセスキを使用したプチ掃除をおすすめします。

③浴室
1～2週間に1回はお風呂掃除か、使用後にから拭きをしていれば水あかはそこまで増えません。しかし、そこまで時間が取れない人や面倒な人もいると思います。そういう場合は、汚れが気になる場所にクエン酸パックをするのがおすすめ。水あか汚れは固くなると落としにくいので、最低でも月1回は掃除してきれいな状態を維持しましょう。

④換気扇カバー
トイレやキッチンレンジフードのフィルターカバーを取り付けていない方は、ぜひ取り付けてください。フィルターカバーは汚れをキャッチしてくれるので、お掃除がかなり楽になります。このカバーを2～3カ月に1度取り換えましょう。

⑤エアコン
夏は冷房、冬は暖房と年中活躍するエアコン。エアコンのフィルターはホコリをキャッチする部分で汚れもたまりやすいです。汚れたフィルターは室内に汚れを放出する場合もあります。簡単に取り外せるので、使用期間中は月1回の手入れをおすすめします。
 

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①洗濯槽のお手入れ

縦型洗濯機
①洗濯槽の中を50度ほどのお湯で満杯にする
②3分ほど洗濯機を回してお湯で汚れを浮かせる
③洗濯槽クリーナーを入れてさらに5分回す
④運転を停止して1時間放置する
⑤排水する
⑥新しい水に替えて再度洗濯機を回す
⑦⑤〜⑥の手順を繰り返す
⑧汚れが出なくなったら終了


ドラム式洗濯機
①50度ほどのお湯を洗濯槽の中にこぼれない量をためる
②洗濯槽クリーナーを入れ、5分ほど洗濯機を回す
③運転を停止して1時間放置する
④汚れた水を排水する
⑤衣服を入れずに通常洗濯モードで1度回す



②電子レンジの汚れ

①セスキ炭酸ソーダを準備
②マグカップに水とセスキを入れ、ラップなどををしないで1分加熱
③加熱後5分放置して蒸す
④綺麗な布で拭き取る


③浴室のクエン酸パック

①クエン酸を準備する
②鏡や蛇口など汚れが気になる場所にクエン酸を吹きかける
③上からラップを貼り付けて30〜60分待つ
④ラップを剥がして、そのままラップで軽くこする
⑤水で流した後、から拭きする


④換気扇のフィルターカバー取り換え

①カバーとフィルターを取り外す
②簡易的にカバーとフィルターを拭き取って汚れを落とす
③汚れを落とし終わったら元に戻す



⑤エアコンのフィルター掃除

①エアコンのカバーを開けてフィルターを取る
②ホコリを取り除き、中性洗剤をなじませきれいに洗う。
③水で流して天日干しする
④よく乾いたらエアコンに戻す






執筆者（うえしろ・ゆうと）
1995年、うるま市石川出身。株式会社サンジュ代表。同社ではハウスクリーニングのほか、料理などの家事代行業や庭掃除事業も行う。
（電話＝0120・547・252）
http://sunju-okicaji.com/hp/

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2036号・2025年1月10日紙面から掲載