時間整理で生きる力育む|今日から始める!ライフオーガナイズ[7]|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

スペシャルコンテンツ

特集・企画

2019年10月25日更新

時間整理で生きる力育む|今日から始める!ライフオーガナイズ[7]

文・前原みのり(ライフオーガナイザーⓇ)

特集・企画

タグから記事を探す
モノの整理と同じ! 時間と思考の整理術
子どもが成長すると手がかからなくなる一方、部活や習い事などに時間をとられて「運転手兼秘書」化している方は多いと思います。自分の時間を削り家族のためにやっていたつもりが、いつの間にかストレスの矛先が家族へ…。するとだんだん片づけや掃除が出来ず家の中が乱雑になり、そんな空間に帰ってきて玄関から見える景色にへこむという負のスパイラルに陥っていませんか? 時間の使い方を見直すちょっとしたアイデアで、ストレスフリーな家時間の過ごし方をご提案します。

声かけ、手帳・スマホ活用、予定の共有
時間の使い方見直す3手法

①脱「○○しなさい!」「○○やった?」
スティーブン・R・コヴィー博士の「大きな石」という話があります。時間をバケツに、行動を石に例えます。石は重要であるほど大きいです。限られた時間の中で、さまざまな予定や出来事がありますよね。バケツの中に小さな石や砂(それほど重要ではない事)を先に入れるとすぐに半分くらいうまり、大きな石(重要で大切な事)が入るスペースがなくなります。そうならないためには「大きな石を先に入れるのが大切だ」ということです。



自分で決めた大きな石を毎日の生活にどれだけ入れられるか優先順位を決めると、有効に過ごすことができます。子どもに「宿題やった?」ではなく「あなたの大きな石はなんですか?」と聞くと「自分が優先すべきことはなんだろう」と頭(思考)の整理にもつながります。

②手帳とスマホをフル活用!
1年の予定は手帳で管理。新学期に年間計画表を確認しながら一気に書き入れましょう。スマホでは近々のスケジュールをタスクで管理します。

③家族のスケジュールを必然的に共有する
家の中で家族が頻繁に立ち止まる冷蔵庫の正面や横に予定を書き込んだカレンダーを配置しましょう。冷蔵庫を開けるために必然的に見てもらえるので共有ができます。


長期的なスケジュールは手帳で管理する。学校の年度初めに合わせ、4月スタート、月曜スタートタイプの手帳を準備。新学期に年間計画を確認し、一気に書き入れる。上から自分&夫、長男、次男と分けると分かりやすい。

今日できること
優先順位を考える

あなたの大きな石、小さな石・砂は何ですか? 時間を有効に使えるよう今、優先すべきことを見直してみましょう。


■ライフオーガナイズとは…
ものの要・不要の区別ができるスキル、思考や時間・情報の整理術、再現性のある具体的な片づけ・収納の技術を総合的にまとめた、人生を最適化するための考え方。ライフオーガナイザーⓇは、一般的な整理収納の手法をあてはめるのではなく、クライアントの価値観に寄り添い、暮らしに合った片づけの仕組みづくりをサポートする。(一社)日本ライフオーガナイザー協会「ライフオーガナイズの教科書」より



執筆者:片づけ方を知らなければ快適に暮らせないと整理収納へ関心を持つ。発達障がいとリンクさせた片づけ法「ライフオーガナイズ」と出合う。子どものやる気を引き出す「しつもんメンタルトレーニング」インストラクター取得。
(株)大成ホーム098-877-7756

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1764号・2019年10月25日紙面から掲載

特集・企画

タグから記事を探す

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2395

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る