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2022年7月29日更新

[沖縄]夏休みの自宅学習・リモートワークを快適に|家と心理④

県内唯一の空間デザイン心理士®で、一級建築士、2児の母でもある、まえうみさきこさんが空間を心理学的に解析。今回は、夏休みで子どもが家にいても、親子それぞれリモートワークや家庭学習に集中できる空間の作り方を紹介する。

 


親子各自の「集中スペース」確保

在宅勤務 集中できない!

夏休みに突入。家の人口密度が濃くなり、在宅ワークがはかどらなくなっていませんか? イライラする前にワークスペースを整えましょう!

ワークスペースというと、「一戸建て住宅とか、部屋数が多い家にしか作れないでしょ~」と思っていませんか?

狭くても、賃貸でも工夫次第でつくれます! 賃貸マンションの一室に、子ども、大人それぞれのスペースを作った事例をご紹介します。




【事例】
・家族構成/家族4人(40代夫婦、小学3年生の長男、小学1年生の長女)
・住まい/2LDKの賃貸マンション
・概要/夫婦共働き。コロナ禍でテレワークが増えた



【現状と悩み】
夫婦ともテレワークが増えて急きょ、5・5帖の部屋を仕事・勉強部屋として子どもと共有。しかし、オンラインでの仕事中に子どもが話しかけてきたり、画面に入ってきたり、声も気になって集中できない。静かにするよう頻繁に怒ってしまう。仕事中は子どもがビクビクしてしまい、お互いの精神的にも良くないと思う。邪魔されずに集中できる空間がほしいが、賃貸なので部屋数が少なく増築も無理。

また、リビング・ダイニングに、勉強や仕事道具を持ち込み散らかしたくない。

そして立地・周辺環境、部屋の設備や内装も気に入っているし、将来はマイホーム購入を考えているため、引っ越しは優先順位が低い。


 
お互い視界に入らない
 
ポイントは
①子どもと大人のゾーンをきちんとわける。
②視界から余計な情報をなくすこと。
③そのスペースでやる事を明確にし、使うものだけを置く。
④集中できるよう、配色にも気をつける。

 
まず、大人と子どものゾーンを仕切り、机に向かったときにお互いが視界に入らない空間を目指しました。集中できる空間をつくるには、視覚がとても大事。そのため、机を壁に向けて、視界から余計な情報をなくしました。

大人の空間はできるだけ壁に掲示物を貼らないようにし、子どもの空間はおもちゃや勉強道具が混在していたので、「遊ぶ」「勉強する」スペースを仕分けました。こうした工夫は、狭い空間こそ効果大です。

また、オンラインでの仕事に適したスペースは、音漏れや気が散らないように、部屋のすみに配置。市販の吸音ボードなどを活用することもオススメしました。

室内の配色にも配慮。色の数が多いとどうしても気が散る空間になります。なるべく、使う色は3色以内で、アイボリーやナチュラルの優しい色合いや、集中する色として1色ブルーを取り入れるのもオススメです。


改造後、お施主さんからは、「カーテンだと音がもれるから大丈夫かなと思ったが、仕切るだけでも集中できる。視界って大事だなと思った。大人にとっても、安心できる自分の居場所ができ、仕事がはかどるようになった。子どもたちに邪魔されるイライラがなくなって怒ることも少なくなり、家族関係も良好になった」とのこと。

工夫次第で、5・5帖でも賃貸でも、集中できるワークスペースは創れます! 夏休みで、同様のお悩みを抱えるご家族のヒントになれば幸いです。



大人と子どものゾーンを分ける
今回、ご相談いただいたお宅は2LDKの賃貸マンション。1室は寝室として使っているので5.5帖の部屋に、子どもの勉強空間と大人のワ子どもたちは「自分専用の勉強空間ができた!」とすごく喜んでいるそうークスペースを設けました。大人と子どもの空間をカーテンで仕切っただけですが、互いに姿が見えなくなり集中できます。


子どもたちは「自分専用の勉強空間ができた!」とすごく喜んでいるそう


大人ゾーンは3帖に満たない広さですが、オンラインコーナーもつくれました! 折り畳み机にしたので使わない時はしまえて空間もスッキリ!



[文・イラスト]
まえうみ・さきこ/1976年、嘉手納町出身。建築会社に20年勤務したのち、2021年6月に「ielie(イエリエ)」を設立。建築の知識やママの経験を生かして、住まいの悩みに応じたコンサルティングやインテリアコーディネートを行う。一級建築士、空間デザイン心理士®、夫、2人の子ども、猫2匹で暮らす。http://ielie.net



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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1908号・2022年7月29日紙面から掲載

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