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2022年7月15日更新

[沖縄]防災特集|知っておきたい!災害の種類と補償|(株)RICKA

火災保険の対象は「火災だけ」と思われがちだが、落雷による過電流や、台風時の「強風による給排水設備の事故」による被害も対象となる。事例をもとに保険代理店の担当者に答えてもらった。合わせて事前対策に役立つ“わが家の耐風チェック”リストも紹介する。

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 (株)RICKA 

給排水設備の事故 対象か確認


代表取締役 大城 拓さん


 事例② Bさん宅 

被害箇所、状況
窓ガラスが割れ浸水。2階の床、1階の天井および家財に被害

被害の原因
強風で窓ガラスが破損


―被害の経緯は?
3年前の9月の台風時、Bさん宅のベランダの排水溝に強風で飛来した木の葉やごみが詰まり、浴室のように水がたまった。飛来物で窓が割れ雨水が室内に浸入。2階の床、1階の天井、および掃除機などの家財が被害を受けた。

―どのように対応した?
加入していた火災保険は強風被害と、給排水設備の事故による水もれの両方の損害が補償でき、かつ建物と家財の両方を対象にしていた。破損した窓ガラス、1階天井のクロス張り替え、照明の修理で約30万円、家財の損害で約5万円が保険から支払われた。

―同じ状況になった場合へのアドバイス
台風時は強風でいろいろなものが飛来。葉っぱやごみが排水溝に詰まると雨水の排水ができず、浸水の原因になることがあります。台風が来る前に飛びやすいものは取り除き、詰まりやすい部分は清掃しておくことで、被害の発生を回避することができます。

大雨や台風の罹災者からよく聞くのが「今までこの地域でこのような被害はなかった」という言葉。今まで被災していないから今後も大丈夫ということはありません。

加入している保険は建物や家財が対象になっているか、補償範囲に風災だけでなく給排水設備に生じた事故による水もれも含まれているか、免責金額(自己負担等)についてもご確認ください。

写真は被害のイメージ。記事とは関係ありません
写真は被害のイメージ。記事とは関係ありません





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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1906号・2022年7月15日紙面から掲載

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