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2021年10月1日更新
[沖縄]おうち時間 DIYで満喫①|父娘の交流と憩いに
昨今人気のDIY。今週はメイクマンDIYライフフォトコンテストの受賞者に、その楽しみ方を聞いた。グランプリに輝いたのは、名護市の橘史朗さん。海外のビーチカフェをイメージし、自宅脇の倉庫をガーデンリビングに改装。庭の緑を眺めながら、おうち時間を楽しんでいる。
DIYでしつらえた橘さん宅のガーデンリビング。高い天井と庭への抜けが開放感を高める。正面の壁には、お気に入りのサーフボードのフィンを飾って楽しむ(比嘉千賀子撮影)
橘 史朗さん宅(名護市)
夜のガーデンリビング。間接照明をともし、波打つトタンの陰影がムーディーな雰囲気を際立たせる(橘さん提供)
イメージは海外のビーチカフェ ガーデンリビング
もともとあった約2坪の倉庫を改装し、海外のビーチカフェのようにくつろげるガーデンリビングを手作りした橘史朗さん(57)。家を新築した17年ほど前から、パーゴラやウッドデッキなどの庭アイテムや小物を中心に、娘たちとDIYを楽しんできた。
「作るのは好きで楽しいけど、やる気のエンジンがかかるまでに時間が必要なタイプ。今回は、コロナの影響で家にいる時間が長かったので、大掛かりなDIYに挑戦しました」と笑う。
製作期間は1週間ほど。足場板を床に敷き詰め、アンティーク風に塗装した板や、鮮やかなブルーグリーンのトタンを壁に貼り、ソファと棚を製作。天井が高く、木製の扉を開け放てば、南国リゾートをイメージして自ら植栽した庭が広がり、開放感たっぷり。
シンプルなデザインの2人がけソファ。座面や市松模様のクッションに使っているのは、橘さんが製造販売するウエットスーツの生地だから、ぬれたまま座っても大丈夫
山なりになった背もたれのデザインが特徴的な、一人掛けソファ。手前のテーブルは天板を手作りし、サーフボードスタンドに乗せた。奥にある照明も手作り
思い通りにならない
3脚のソファは、ユーチューブで海外のDIY動画を見て製作。丸ノコで、板を真っすぐ、垂直にカットするのに苦戦した。
「図面を引かずに、大体の高さと奥行きを決めて作ってしまうので、一脚はサイズが小さくなってしまった。思い通りにならないのが、楽しみでありストレスでもある」と苦笑い。
壁の一面を彩る、鮮やかなブルーグリーンのトタンは、「ペンキで塗るより、立体感も出るからちょうどいいと思ってトタンにした。色は娘たちが決めました」
2人の娘たちは、木材の仕上げもサポート。「私がカットした板を面取りをしたり、オイルステンを塗ったり、あうんの呼吸で流れ作業ができるから助かる」
昼は庭の緑を眺めながらコーヒーを飲み、夜は手作りした照明をともして、お酒を楽しむ。「天気が悪くても寒い日でも、庭を眺めながらのんびりできる。今では、上の娘のお気に入りスペースになっています」。自然を感じながら、交流とくつろぎを満喫する。
長女が扉に直接描いた絵に、橘さんが黒のフレームをつけた、父娘のコラボ作品。アートがガーデンのアクセントに
関連記事:[沖縄]おうち時間 DIYで満喫②|料理にも興味広がる
[沖縄]おうち時間 DIYで満喫③|車愛する男の秘密基地
[沖縄]おうち時間 DIYで満喫④|庭を眺める癒やし空間
父娘の交流と憩いに
橘 史朗さん宅(名護市)
夜のガーデンリビング。間接照明をともし、波打つトタンの陰影がムーディーな雰囲気を際立たせる(橘さん提供)イメージは海外のビーチカフェ ガーデンリビング
もともとあった約2坪の倉庫を改装し、海外のビーチカフェのようにくつろげるガーデンリビングを手作りした橘史朗さん(57)。家を新築した17年ほど前から、パーゴラやウッドデッキなどの庭アイテムや小物を中心に、娘たちとDIYを楽しんできた。
「作るのは好きで楽しいけど、やる気のエンジンがかかるまでに時間が必要なタイプ。今回は、コロナの影響で家にいる時間が長かったので、大掛かりなDIYに挑戦しました」と笑う。
製作期間は1週間ほど。足場板を床に敷き詰め、アンティーク風に塗装した板や、鮮やかなブルーグリーンのトタンを壁に貼り、ソファと棚を製作。天井が高く、木製の扉を開け放てば、南国リゾートをイメージして自ら植栽した庭が広がり、開放感たっぷり。
シンプルなデザインの2人がけソファ。座面や市松模様のクッションに使っているのは、橘さんが製造販売するウエットスーツの生地だから、ぬれたまま座っても大丈夫
山なりになった背もたれのデザインが特徴的な、一人掛けソファ。手前のテーブルは天板を手作りし、サーフボードスタンドに乗せた。奥にある照明も手作り
思い通りにならない
3脚のソファは、ユーチューブで海外のDIY動画を見て製作。丸ノコで、板を真っすぐ、垂直にカットするのに苦戦した。
「図面を引かずに、大体の高さと奥行きを決めて作ってしまうので、一脚はサイズが小さくなってしまった。思い通りにならないのが、楽しみでありストレスでもある」と苦笑い。
壁の一面を彩る、鮮やかなブルーグリーンのトタンは、「ペンキで塗るより、立体感も出るからちょうどいいと思ってトタンにした。色は娘たちが決めました」
2人の娘たちは、木材の仕上げもサポート。「私がカットした板を面取りをしたり、オイルステンを塗ったり、あうんの呼吸で流れ作業ができるから助かる」
昼は庭の緑を眺めながらコーヒーを飲み、夜は手作りした照明をともして、お酒を楽しむ。「天気が悪くても寒い日でも、庭を眺めながらのんびりできる。今では、上の娘のお気に入りスペースになっています」。自然を感じながら、交流とくつろぎを満喫する。
長女が扉に直接描いた絵に、橘さんが黒のフレームをつけた、父娘のコラボ作品。アートがガーデンのアクセントに
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[沖縄]おうち時間 DIYで満喫④|庭を眺める癒やし空間
文・写真/比嘉千賀子(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1865号・2021年10月1日紙面から掲載
この記事のキュレーター
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- 比嘉千賀子
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編集者
住まいと暮らしの情報紙「タイムス住宅新聞」元担当記者。猫好き、ロック好きな1児の母。「住まいから笑顔とHAPPYを広げたい!」主婦&母親としての視点を大切にしながら、沖縄での快適な住まいづくり、楽しい暮らしをサポートする情報を取材・発信しています。