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2020年9月4日更新

貯めるお金を見つける 少額をコツコツ ちりも積もれば山となる|お金と暮らし整えよう![6]

文・嘉手苅麗子 ㈲トクマサ工業La.fitプランナー

貯めるお金を見つける

「ついで」に注意
不必要に買い物に行かない
なるべく1人で、買うものを決めてからお店へ。買い物中の「ついでに」「ちょっとだけ」「たまには」「無かったかも」は、無駄遣いの原因の一つです。1個128円の無駄遣いを週3回すると、1年間では約1万8000円になります。

固定費の差額も
「払ったつもり」で貯金
無駄遣いを防げたら、その金額を貯金するのもおすすめ。貯金に回せた優越感を味わうことができます。また、携帯電話の付加サービスや保険の見直し・解約などで、今まで払ってきた金額より出費を抑えられたときもチャンス。その差額を“払ったつもり”で貯金にまわすと貯金額も少しずつアップします!


十分に吟味して買った通勤用バッグは必要な条件にぴったりで私の定番に。「これは本当に要る?」「もし買わなかったらどうなる?」と自問自答してから買うことで無駄遣いを防ぎ、貯金に回せるお金も生み出せます。


買うのは1カ月後
欲しい理由を考える

欲しいと思ったものは、欲しい理由をじっくり考えます。私は、金額に応じて検討期間の長さも変えています。例えば、「高いから買わない(安いもので代用できる)」「生活必需品ではないから買わない(ぜいたくだ)」ではなく、欲しい理由を考えます。このルールは、子どもにおもちゃなど買ってあげるときもおすすめ。「買うのは1カ月後」と約束し、待ってもらいます。すると、ひと月後には必要なくなっていることが多いです。もし、すぐに買っていたら1カ月後には飽きていたということ。私の場合、見栄(みえ)や突発的に欲しいと思うものは、数日たてばどうでもよくなることがほとんど。ひと月たってもやっぱり欲しいと思うものは購入に至ります。

小銭貯金を習慣に
ATMは手数料も注意

小銭が入金できるATMを見つけたら、財布に入っている小銭を入金。全て入金してしまうと使えるお金が少なくなるストレスで続かないので、50円玉以下の硬貨のみ入金するのがマイルール。入金したら必ず記帳し、たまっていく金額を見て、貯金へのモチベーションを上げています。
またすぐにお金が引き出せて便利なATMも要注意。時間外や休日の引き出しは手数料を取られますが、計画的に引き出すことで支出を防げます。手数料は少額でもその積み重ねを貯金に回せたら目標の貯金額へより早く近づけます。私はキャッシュカードを持ち歩かず、急には下ろせないようにしています。

紹介したのは全て「小さな行動」で「簡単に続けられること」。貯金の基本は先取り貯金ですが、ストレスにならず、無理なく続けられるこの方法も併用してみてはいかがでしょうか。



執筆者
かでかる れいこ
(有)トクマサ工業La.fit勤務。
ファイナンシャルプランナー、家計整理アドバイザーなどお金に関連する資格も複数取得。お金の管理が楽にできる仕組みを常に模索中。 098-974-0967

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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1809号・2020年9月4日紙面から掲載

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